謹賀新年・令和六年のご来光に想う事

謹賀新年
明けましておめでとうございます。
自坊屋上から見るご来光は雲一つなくとてもクリアなものがありました。
早いもので今年で令和も六年、世界規模で見れば、ロシアとウクライナ、イスラエルとハマスとの戦争を抱え、国内外を問わず物価の高騰、景気の低迷と昨年に続きあいも変わらずの先を見通せぬかの様な一年のスタートではあります。
去年などセッションを通して痛感したのは、個人各位様の問題は別としても、様々な職業に渡る中高年の世代の方達が、後進である若者の指導育成に苦しみ、悩み、時に辟易としているものをお見受け出来たものです。
昔は良かったと懐古の情にひたる事や体罰やスポコン賛美の様な事をいうつもりはありませんが(笑)コンプライアンスが常に割り込み、ハラスメントだけでも各種多様に用意されている現代に於いて、今時の若者は賃金や労働環境、時間などの権利関係はネットの普及もありよく熟知しており、懇切丁寧に指導したつもりでも
『パワハラを受けた』
『モラハラを受けた』
『セクハラを受けた』『カスハラを受けても上司や社が対応してくれない』と、労基に駆け込み、さらにネットに書き込むなどのケースも間々ある様で、勿論相当する問題もあり、精査されるべきではあるけども、
仕事の現場に於いて先輩や上司として新人や後輩への指導も瀬戸物にでも触れる様に言葉を選び、顔色を伺いながら傷ついていないか?ヘタレて明日には辞めてしまうのではないか?上司である自分を跨いで労基に讒言され、かえって社に迷惑をかける事になるのではないか?など、ストレスや葛藤にさらされ、確信を持って新人や後進の指導に当たる事の出来ない人、またこうした事から会社や職場での自分の存在意義、働く意欲にも減退をきたすなど、
誠を持って本気で叱る事も許されぬかの様な世界へ移行しているものであり、これは旧態依然で教師としてプライドを持ち教壇に立つ事をとうの昔に排除されたかの様な教育の現場は当然ながら、全職種に渡って、匠を伝承する様な職人の世界にさえ、軛の様に停滞の原因として横たわっているものを感じるばかりです。
元極道の私など『今時の若いヤクザなど労基にだって飛び込みかねない』などと冗談をよくいうものですが(笑)
超高齢化社会への移行が、日本の元気の無さとして取り上げられる事も多かったりしますが、以上の状況にも大きな原因がある様に思え、密かに日本病と名付けたりしているものです。
それでも、暴力は勿論の事、仕事などの場面でも大きい声での叱責や職責を利しての威圧などは間違い無く淘汰、排除される社会構成へシフトしているもので、答えの出ない試金石の時代はまだまだ続き、昭和の昔は良かったと懐かしんでいる先から化石扱いされかねないものがあります(笑)
私が学んだスピリチュアルで言えば、平和的で霊性の進んだヒューマノイド(他の惑星の生命体)の社会では、一つの問題を問いかけた時、各自各々の答えや反応があるのでは無く、皆が一様に同じ回答をすると言うものであり、それに比べてこの地球と云う星は、自由意思を発揮し、一つのテーマや問題に対しても各自が個性的に様々な答えを出し、人生と呼ぶタイムラインを経験出来る霊性の楽園、ハワイの様な星との認識がありました。
そういう意味で言えば、コンプライアンスやハラスメントの浸透などもだらしない政治屋の思惑を抜きにして見れば、新たな霊性のシフト期に入った地球村の産みの苦しみと見る事も出来るもので、ベーシックインカムの様な制度も家畜化社会への移行など、危惧される見方はあるものの、いずれ私達の後の世代の方達の時代には世界規模で実現されて行くものを感じたりと、
今日の常識も明日には非常識な世界を益々見せつけられる一年になりそうな気がしております。
それでもこの娑婆は一切皆苦、諸行無常、業報輪廻の因果法則に支配されており、ワクワク楽園一途というわけには行かないもので(笑)せいぜいほどほどに上手く行けば良しと言う程度の気持ちでいた方がストレスを感じる事なく人生を楽しむ事が出来様と言うものです。
そこのさじ加減を心の働きと共に伝えるのも僧侶の役目かなと思うもので、政治や国際情勢に想う事は色々ありますが、坊主(私の場合)が政治を語るとろくでもない事になりかねない(笑)
つらつらと端的な事ばかり書いた様ではありますが、小さな人の関わりがさざ波の様に影響しあって世界を作っている事に変わりありません。
今年もヒーリングやセッション、加持祈祷を通して悩みや苦しみの渦中にある人様の心に寄り添う働きをして行きたいと切に願う愚僧であります。
本年も宜しくお願いいたします。
合掌

読者登録してね

 

 

密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰

かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。

あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に

愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。

タイトルとURLをコピーしました