※イベントに参加された皆さんと共に
※イベント開始前、共に写るTシャツ姿の仙人然とした男性は、ラクシュミーあやさんのご主人、実秀さんです。密教から修験の各流派を極めた大阿闍梨でもあり、この日は私に会いたいと、急遽コラボイベントに友情出演して下さったのでした。
今月14日に
ラクシュミーあやさんと共に開催した『よみがえる大元帥明王法!密教ヒーリングイベント』は、実りあるものとなり、参加された皆さんにとっても、濃密な癒しの時間となった様です。
イベント冒頭、皆さんへのご挨拶に先立ち、ラクシュミーあやさんが会場にこだまする様に宇宙音『オーム』を唱えて行きます。
その響き渡る倍音ボイスはヒーリングそのもの…
続いてガーヤトリーマントラなど、場に浄化をもたらすマントラソングが、光野るびさんの奏でるキーボードの音と共に会場に拡がって行きました。
ラクシュミーあやさんのマントラが会場に響き始めると同時に、私は会場の皆さんの斜め前に立ち、観想(イメージ)の中で会場の四方に柱を降ろし、会場の氣を安定させ、皆さんに柔らかなヒーリングの周波を送り始めました。
これはルームコントロールと言って、ヒーリングやリーディングのスペースや、スピリチュアルなイベント時など、安定した空間を作りあげ、参加された方のエネルギーを安定させる良い働きをもたらすものです。
ラクシュミーあやさんからご紹介を受け、皆さんへのご挨拶の段になった私でしたが、それまで会場のヒーリングの為、皆さんの前で緩やかに手を上げたり下げたりしていた自分の姿を揶揄して『あのう…決して、皆さんの前で安来節(やすきぶし)を踊っていた訳ではありませんので』と、まるでどじょう掬いの様なゼスチャーを見せると、ドット笑いに包まれた会場でした(笑)
(≧Д≦)(〃д〃)
その後で大元法(大元帥明王法)に入る前に、その歴史などにも少しばかり触れ、皆さんにお話しをさせて頂きました。
いにしえの時代より、戦勝祈願、国体護持の大法として宮中で修法されてきた歴史を持つ大元帥明王を本尊とする大元法(太元帥法など別称あり)ですが、その霊験談も多く、近年では日露戦争時など、日本の連合艦隊が、バルチック艦隊を撃破した同時刻に、大元法を修法していた密教僧が、『勝った!勝った!』と叫び、壇上で息絶えた事なども言い伝えられています。
これなども、当然の事ながら、大元法による戦勝祈願の祈祷が、当時の戦況に影響していたかどうかは科学的に立証されている訳でもなく、この様な古い時代の怨敵調伏の霊験談なども、人によっては、いかにも異次元のおどろおどろしい眉唾な話しにしか聞こえない方も多いかも知れません。
(((;゚д゚)))
私は大元法の第一人者と言われた師僧より大元法の伝授を受けてより、古い時代からの大元師行者による大元法修法の記録などに目を通す機会がありましたが、その効験(効果)たるや迅速にして恐るべきものがあった様です。
※自坊に於ける大元法修法時
でも、これは裏を返せば、人に癒しをもたらす強力なヒーリングの鋳型が、大元法にある事を現しており、観自在菩薩(観音)の変化として、明王の中の明王と言われた大元帥明王の真骨頂とは、その人の本来あるべき変容へと促すヒーリングのパワーにある事は明白であり、広大無辺な愛がその本質であります。
☆前代未聞のコラボイベント潜在意識セラピストhiloさんの感想
そんな事を皆さんに話し終えた後で、大元法の修法に入って行った私ですが、不動明王のご縁日に密教寺院で修法される事でも知られるお護摩と呼ばれるものには、外護摩(げごま・リアルに火を焚く)と観想の内に護摩を焚く、内護摩(ないごま・理護摩とも言います。)があり、大元法は内護摩をその本分としています。
私が大元法の伝授を受けた師僧がある時…
『正仙さんのタイブから言って、護摩が好きかも知れないが、あなたなら護摩壇に座らずとも、胸の内で炎々と護摩を焚けると思います…私も今まで色んな方が護摩を焚くのを見てきたが、どう見ても、たき火にしか見えない護摩と言うものもあったなあ…。』と私に感慨深げに話してくれた時があったものでした。
ここで言う『たき火』とは…
炎の立ちあがる護摩を焚いていても、所作にばかり心を取られ、そこに観想が伴っていない事を指しているであろう事は、私にも言わずもがなでわかったものです。
不動護摩で知られる外護摩は、炎の強力な浄化力を得て、それ自体が壇に座る行者をサポートする働きを持っており、素晴らしいものがあります。
密教寺院であれば、お堂には護摩壇が置かれ、立派な本尊もあるものですが…
自坊を離れ、訪れた旅先には何もなかったりします。でも、人にお加持を入れるとは、時と場所を選べない時もあるもので、そんな時、どこにいても、仏を観想し、自らの想いの世界の中で護摩を焚き、人にお加持出来る様な僧侶と言うものこそ、得度した当初より、私の求めてきた密教僧の姿でもありました。
これは私がヒーラーとして行うスピリチュアルヒーリングも同様で、場所等の制限を受ける事なく、何処からでも遠隔でヒーリングを行う、行えると言うのが、その根底にあり、現在に至っています。
そんな私にとっては、行く先々が道場であり、お堂でもあります。勿論、今回のイベント会場さえも…
時間の関係上、大元法の全てを修法する事はとてもかないませんでしたが、それでも、その大事たる要諦は外す事なく修す事が出来ました。
大元法を終えて、会場の皆さんには、しばし無音の瞑想をして頂いたのですが、修法直後の事でもあり、前に立っている私から見ても、皆さんに明らかな感応(ヒーリング)が起きているのが手に取る様にわかるものがありました。
実は…このイベントの打ち合わせ時に、音響を担当してくれた光野るびさんに『るびちゃん、私が大元法を始めたら、遠慮いらないから、クリスタルボウルを低音で鳴らし始めて下さい。』と、注文をつけておいたのでした。
これは大元法から生じるヒーリングのエネルギーを、クリスタルボウルの音に乗せて、あまねく会場にいる皆さんに拡げるものを意図したもので、るびさんの演奏が絶妙な事もあり、発生したヒーリングの氣が、クリスタルボウルの音を通して、皆さんの身体に浸透して行くものを修法中も感じていた私でした。
その後は『魂は登った』と言うアカペラ曲や、観音の功徳を現すマントラとして知られる『オムマニペメフン』を、ラクシュミーあやさんが、そのヒーリングボイスで歌いあげて行きましたが、その合間には誘導瞑想を入れるなど、静と動の使い分け、何を持って、人間の内側にヒーリングや浄化が起きるかをよく知るラクシュミーあやさんならではのイベントの構成に、とても感心させられるものがあったものです。
また、車椅子に乗り会場に現れたラクシュミーあやさんのクライアントの方の体験談なとも心を打つものがあり、ヒーリングは医療行為ではないものの、この方がラクシュミーあやさんのセッションを受ける様になり、難病のリウマチから解放され、今では自分の足で歩ける様になった事や、病院の薬も自らの意思で飲むのを止め、何よりも自分に明るさが戻った事を淡々と語るのを聞く時、心身ともに、ヒーリングは作用し、時には病院でも匙を投げる症状にさえ光りを差し込む働きがある事、改めて感じるばかりでした。
後半はラクシュミーあやさんのご主人、実秀さんによる星供養の祈祷法が始まり、実秀さんの唱える大祓の祝詞が会場内にこだまして行きました。
この時には会場内の参加者の殆どが、ヒーリング効果で、半トランスの状態に入っていたかも知れません。
実秀さんの唱える真言(マントラ)や祝詞とと共に、私の振鈴の音や光野るびさんの奏でるクリスタルボウルの音、そして神楽鈴を手に参加者の間を歩き加持して回る、ラクシュミーあやさんの振る神楽鈴の『シャラーン!シャラーン!』と言う音が交錯し、幻想的な雰囲気さえ醸し出したのでした。
こうしてラクシュミーあやさんの歌う中島みゆきの『糸』を聞いた後は、ゲストでお招きした方よりご挨拶を頂戴する段になり、バラ蒸留水の第一人者である高木香緒里さんのお話しには興味深いものがあり、論より証拠とばかりに、このバラ蒸留水を、高木さんより少量頂きましたが、口に含んだ瞬間にバラの心地好い香りが口の中に広がる様で、水自体も、とても高波動のものを感じた私でした。
※皆さんの前で言霊を披露する櫻庭雅文さんです。
最後はやはりゲストとしてお招きした言霊作家、櫻庭雅文さんの推奨する言霊『よかった~!ありがとう~!だいすき~!たのしい~!』を、言霊体操とでも言うべき身振り手振りを交えて皆さんと元気よく唱和して終了した密教ヒーリングイベントでした。
今回のイベントを振り返る時…
ラクシュミーあやさんのマントラソングや誘導瞑想も素晴らしく、やはり僧侶で修験行者でもあるご主人の星供養の大祓いや祝詞、そして音響を担当してくれた光野るびさんのキーボードやクリスタルボウルが、大元法修法により発生したヒーリングの磁場を増幅させたであろう事は、ヒーラーである私の肌で感じた事であり、渾然一体と見事な調和を見せ、濃密なその内容に、きっと参加して下さった皆さんもこれでもか!と言うほどの(笑)癒しの波動、光りのシャワーを感じて下さった事と確信出来るものがありました。
また私自身にとっても、今後の新たなイベントやコラボワークの可能性を問う、実りあるイベントとなりました。
今までは自坊において壇に座り修法する以外は、浄霊や土地家屋の浄化など、特殊ワークを除き、封印してきた大元法(大元帥明王法)ですが、これからはイベントに参加される皆さんやご家族の開運や健康、癒しの為にも、密教ヒーリングとしてその封印を解きたいと思います。
次回ラクシュミーあやさんとのコラボイベントも来春に決定しております。
イベントにご参加下さいました皆さん、ありがとうございました。
※イベント終了後の打ち上げにて
合掌