昨日は浅草鷲神社へお詣りしてきました。
おとりさまの名前で地元の方に親しまれるこちらの神社、酉の市の総本社とでも言うべき神社で、昨日は『三の酉』と言う事で今年最後の酉の市、人も少ないかと思いきや、どうして、どうして、たくさんの人で境内が埋め尽くされるかの様でもありました。
この約3年にも渡る巣ごもりを強いられた異様なご時世、さらには現在進行形で落ち着きを得ぬ世界情勢からの不景気や物価高などのしわ寄せを払拭せんとばかりの人々の希望と熱気が、熊手を買い求め、店先で掛け声と共に打つ手締めの姿にも見て取れる様な気がしたものです。
鷲神社(おおとりじんじゃ)
【御祭神】
天日鷲命(あめのひわしのみこと)
日本武尊(やまとたけるのみこと)
二の酉までしかない年と三の酉まである年がある事などよく知られていますが、暦の巡りで酉の日が2回ある年と3回ある年がある為によるもので、昔より、三の酉まである年は火事が多いとも言われ、火の用心につとめる風習などもある様です。
七福神が何とも可愛らしいキャラクターの熊手です。
酉の市の起源は江戸時代、花又村(現在の東京都足立区花畑)の大鷲神社収穫祭であるといわれている様で、
その後、江戸時代後期になると浅草の鷲神社が栄え、酉の市は大変な盛況を呈した歴史がある様です。
お詣りを終えてうなぎのあら川にて肝焼きとうな重を頂きました。
毎年、酉の市が終わると年の瀬が迫ったものを感じる愚僧であります。
合掌