昨年に金蘭生地の問屋さんにお願いしていた和製トートバックが完成し届きました。
菱龍と鳳凰の絵柄の生地で仕立てたものですが、正絹などの高級生地でも中間業者が入らなければ、誂えでも今流行りの印傳よりも値段もグッと安くなります。
裏地の色も鮮やかに縫製もしっかりしており、表にもポケット、裏地にもポケットを設け、スマホなども取りだしやすい様に作って頂きました。
このお店のしっかりものの女将いわく、年々金蘭の生地を織るハタヤ(織屋)さんが廃業し減って行っているそうで…
先日も得度の頃から作務衣を仕立てるなど、お世話になってきた作務衣専門店からも、特殊な縫製の出来る人材不足、後継者のいない
事を理由に閉店の挨拶状が届くなど、特殊な技術が伝承されてきた伝統工芸な職人の世界も、今の時代、厳しい現実に直面させらているものがある様です。
(作務衣なども、寺院は別としても一般市場など、中国製の物が流通の大半を占める様になってきています)
男女を問わず日頃和装の多い方は勿論、洋装のバックに忍ばせる小物など、生地を選び、サイズや寸法を伝えれば気持ちよく誂えてくれます。
ご興味のある方はぜひ直接お問い合わせになってみてください。
(ホームページから金蘭の生地を見る事が出来ます)
高橋織物(東京都台東区)
合掌