先日、上野公園にある東照宮を訪れて来ましたた。東照宮は徳川家康(東照大権現)を神様として祀る神社です。日光や久能山はよく知られていますが、上野公園に東照宮がある事はつい最近まで知らなかった私でもあります。
1627年(寛永4年)当時の津藩主藤堂高虎と天台宗僧侶天海僧正(天海僧正が実は明智光秀だったとの説有り)により、東叡山寛永寺境内に徳川家康を 祀る神社として創建し、1646年(正保3年)には「東照宮」として正式に宮号を授けられたとの事。
現存する社殿は1651年(慶安4年)に三代将軍、徳川家光が造営替えをしたもので、
その後戊辰戦争や関東大震災でも大きな被害を受ける事なく、第二次世界大戦中も上野周辺は度重なる空襲で、川まで燃えたと言われる程の火炎地獄、一面焼け野原の中、不発弾を被っただけで社殿の倒壊は免れ、江戸の面影を現在に残す貴重な文化財として、庶民の信仰の場として多くの人に愛され今日に至っている様です。
昔から欄間彫刻が好きだった私ですが、日光東照宮の「眠り猫」の作者としてられる左甚五郎が彫ったと言われる「昇り龍、降り龍」の欄間を見たい事もあって今日は訪れたのでしたが、色も鮮やかに垂涎ものの見事な龍の欄間にしばらく見入ってしまった私でした。
燻された色合いで嫌味を感じさせない社殿の金箔、目の前で手を合わせる時、ゴールドのエネルギーが財運を活性化させるやも知れません(笑)
アメ横を訪れた時など、少し足を伸ばして東照宮を訪れてみてはいかがでしょうか?
※写真は学業成就で有名な上野大仏
あと数日で咲き誇るであろう忍池の蓮の花を見て、上野を後にした愚僧でした。
合掌