※病院でのヒーリング!本文とは関係ありません。
昨日は東京近県のお宅に出張ヒーリングに行ってきました。
高速バスを降り立つと東京とは違う澄んだ空気に大きく深呼吸した私でした
この日ヒーリングした方は、初老の男性でしたが、仕事中の事故で腕を裂傷し病院に行き、剥離骨折の診断を受けるも、止まらぬ激痛と異常に腫れ上がる腕に救急車で再度病院へ…
(゜д゜三°Д°)
搬送される間に血圧が降下し、病院に着いた時にはすでに危篤状態だったと言います。
一時日本でも話題になった人喰いバクテリアの存在…手足の壊死から始まり、多臓器不全により高い確率で死に至る日本では珍しい発症例を持つ奇病でもあります。
病院に着いた時は意識もすでになく、家族が呼ばれ助かる見込みのない危篤の状態を告げられたとの事で…
しかしながら、この方は内蔵疾患や糖尿病などの成人病の兆候が全くない事も幸いしてか、辛うじて一命を 取り止めたものの…手術を繰り返しICUでの治療が一ヶ月半も続いた事自体に、予断を許さぬ症状の重篤さが現れていたのかも知れません…
腕をめくり、壊疽を起こした部分への広範囲な皮膚の移植手術の後を見せて下さいましたが『もう、すっかり病院が怖くなってしまいました…』とのご本人の言葉そのままに…その移植の皮膚の後はその方の心の傷痕を現している様に私には見えたものです…。
青天の霹靂とでも言うべき降って湧いたかの様な人生の災厄に『なんで俺が…』『俺が何をしたと言うのか…』と入院中も退院後も自らの境遇を呪い、『死んでしまった方が良いのでは…』と術後も痛みのとれぬ身体にも辟易とし、強い鬱の状態になってしまったと言います。
((=_=;))
私はこの方とお会いした時に、強い頑固な思考体系を持つエネルギーを感じていたのですが…
ヒーリングを始めると、この方の過去世の姿とも思える癩病で苦み、自らの人生を恨み亡くなった男性の姿なども見えたものです。
(((;゚д゚)))
ヒーリング終了後、その事を伝えると…『そうですね…私は確かに頑固だったかも知れません…今思えば、意識がない時に夢うつつで見たあの光景が、三途の川だった様な気がします。』遠くを見る様な目で語ってくれたのでした。
その瞳は優しい光に満ちており『でもね…男なんてのは弱いもんだなぁなんて…暗い顔ひとつせず、いつも明るく付き添ってくれたこいつ(奥さん)のありがたさ…女の強さ、身に沁みる様でした。』としみじみと語るこの方に…
『そうですよね…女の人は男には出来ない子供を産む大仕事をするだけあって、生きる強さもしたたかさも男よりも遥かに上かも知れませんね(笑)』と私が言うと、この方も『いやいやまったくその通りだ!笑』と、側にいた奥さんや息子さん夫婦までもつられて笑い出したのでした。
その本人ばかりでなく、家族までも巻き込む手術や入院であり、それは精神的なものだけでなく、嵩む入院費や手術代など経済的にも負担のかかる事は尋常でない事でもあり…いたずらにどこかのスピリチュアル本から引っ張り出してきた様な病気の因果の話しなど、慰めにもならないケースもまたある事…
日頃から痛感する事の多い私でもあります。
((-.-;))
男とは弱い生き物かも知れません…信念強く、直線的な生き方をしている人ほど、手術を要する様な大病や人生の蹉跌に出くわした時にポキッ!と心折れてしまうものかも知れません…
そんな時、伴侶たる奥さんや子供の笑顔…何にも代えがたい慰めであり希望に違いありません…
こんな時に男は、日頃気付かなかった女房の偉大さや家族の大切さに目を向けられるのかも知れません…
すべては必要、必然、ベストが宇宙の真理だとしたら…病気もこの外にはないに違いありません…癒しは病気と共に始まると言う事もあるのでは?と、時には身体を切り刻まれる手術をする方もいる中でデリカシーに欠いた物言いかも知れませんが、思ったりもする私でもあります。
何かを手放す過程や思い出すべき何かがある時、病気をあえて人間の魂は経験する時がある様な気がします。
病気を通して自分が完全無欠などではなく、時に弱く脆い人間である事…それは今まで省みる事のなかった家族に世話をかける自分に見出だす事なのかも知れません…
思う様に動かぬ自分の身体…それは当初腹立たしくうっとおしい事やも知れず…でも、そんな時にままならぬ自分を知る、弱さを認めて知る…
そんな時にかいがいしく世話をしてくれる家族や子供に深い感謝が生まれ、それは優しい眼差しで人間を見る事の出来る視点や洞察力となって訪れるのかも知れません…
本を読めば身に付く様な理屈と思えども…身体や心の痛みを伴う病気や手術を通して得たものは、二度と消える事のないものではないでしょうか…?
どんな苦難や災厄にさえも『聖なるものを見る』と言う言葉にはこうした意味もある様な気がします
つい数週間前までは、ひどい鬱の状態で、『死んだ魚の様な目をしておりました…。』と語っていた御本人でしたが、やっと前を向いて生きて行こうと気概も新たに…ベストなタイミングでのヒーリングだったのかも知れません。
ヒーリングを終えた後『どうぞ!』と奥さんが出してくれたお茶のあてには、美味しいヌカ漬けや山でとれたと言う山菜が並び…
(o^~^o)
心暖まる田舎風のもてなしに、旦那さんを支えた奥さんの笑顔が光り輝くばかりに見えて『御元気で…』と頭も深々とおいとました私でした…。
東京へ帰り着いてより息子さんを通して連絡があり…その後『気分がいい元気が出た』と溌剌と仕事に出かけたと言うお父さん…『本当にありがとうございました。よろしく伝えて欲しい…』との嬉しい言葉に…
私がヒーリングしたからと言って手術の傷痕が消える訳ではありませんが…
こんな時…『今の仕事をしていて良かったな』と思う愚僧であります。
合掌
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