※ヒーリング時の写真動画など了承を得て掲載しています。
先日アメブロ記事「汚れた顔の天使…ある女ギャングの半生より」でもご紹介してきた金子礼子さん(以下礼子さん)が長女の恵さん、恵さんの子供で孫にあたる蘭ちゃんを伴い吉祥を訪れてくださいました。
礼子さんはかつては覚醒剤の売人として逮捕服役なども経験してきた女性で、出所後はポン中(覚醒剤中毒者)特有のフラッシュバックや後遺症に何年も苦しんだものの、現在は薬物依存から脱却し穏やかな日々を過ごされている様です。
小さい身体ながら男顔負けの武勇伝を持つ礼子さんはやはり私がアメブロ開設当初にメッセージをくださったのがご縁で、それ以来毎年近況報告とヒーリングを受けに私の元を訪れる様になったものです。
東日本大震災が発生した時など茨城県北部に住んでいた事から間断無き余震と被害に見舞われるなど、家に落ち着いている事が出来ず子供と共に車の中で就寝する日々が続いた事などをブログに投稿していたものでしたが、この時期と言うのが礼子さんにとって「堅気で生きるのか?」ヤクザと関わりを持ち「裏社会で生きるのか?」ボーダーラインだった様で、花を愛し詩人の様な感性を持ちながら鋭利な刃物で斬りつける激しさも等同にそのブログでは展開されており、自分の生き方に答えを出せないもどかしさや強い葛藤をそこに見て取れる様な気がしたものです。
その後、極道の愛人と別れるなど一大決心し、それでもしばらくは薬(覚醒剤)の後遺症でアップダウンの激しい躁鬱に苦しめられる日々を過ごしていた様でしたが、私の元へたとえ不定期でもヒーリングを受けに訪れる様になってからはみるみる穏やかさを取り戻して行ったものです。
そこには水泳を始めるなど自身で選んだ事も大きく心身の安寧に貢献しているものがあった様で、その後少し酒ずきの難点はあったものの気の優しい男性コタ君と結婚し、二人揃って私の元へ挨拶に来た時なども本当に我が事の様に嬉しいものがあり、私なりに祝福の言葉をかけたものでしたが…
それも束の間、コタ君は若くして酒が原因で急逝してしまったものです。思えばコタ君が礼子さんと最後にヒーリングを受けに来た時なども私がこの男性の肝臓の上に手をかざした時に尋常ではない何かを感じたもので、それを裏付ける様にヒーリングを終えるとこのコタ君は「イテテテッ!」とこむら返しを起こし片足を引きずりケンケンをする様に顔をしかめたもので(これもヒーリング時の一つの兆候)私が「肝臓悪いのと違うのか?」と聞くと「ええ、少し肝炎の気はあると思います」と答えたコタ君に「肝炎なんてそんなレベルのもんじゃねえぞ、すぐ病院行きなよ」と諭したものでしたが、それから間もなくしてコタ君は肝不全で旅立ってしまいました。
どこまでも孤独がつきまとう星の生まれの様でしばらくは傷心の様子が見て取れ礼子さんが気の毒でもありましたが、そうした心の傷も癒えた様にこの日は三代揃っての母娘で現れ曇りの無い笑顔を見せてくれたものです。
またこの日は長女の恵さんが中学生の頃、当時の礼子さんの無軌道ぶりなども笑い話しに昇華させて話してくれたもので、覚醒剤が身体に入ると明らかに目が据わり人格さえ変わるものがありありと見て取れたその日常や、覚醒剤特有の症状とも言える猜疑心から生じる「勘ぐり」著しいものがあり、まだ当時中学生だった恵さんに母親である事を忘れたかの様に女性の嫉妬さえ生じさせ、あらぬ嫌疑をかけ攻撃の矛先を向けたり、何者かに憑依されたかの様に恵さんの妹に跨がり首を締める礼子さんの鬼気迫る姿…妹の命の危ういものを感じ、母親である礼子さんに乾坤一擲の跳び蹴りをしたと言う恵さん、またある時は覚醒剤で気が狂い注射器で自分の血を抜いては部屋中に撒き散らす礼子さんから注射器を取り上げるべく揉み合いになった事もあったそうです。
(礼子さんにはこの時の記憶がありません)
※私はこれまで浄霊なども随分行ってきておりますが、薬物中毒(合法の向精神薬も)の傾向を持つ人は未成仏の霊の憑依を受けやすいもので、覚醒剤や麻薬を「吸引する」「注射する」「飲み込む」と言うその『意図』が迷える魂を導引する働きをもたらす他、薬の常用が憑依されやすいトランス体質を作り上げると言う事もある様です。
また礼子さんが逮捕され実刑が避けられない時も長女の恵さんは十代半ばの多感な時期で、本当は母親に色々相談し心の拠り所となって欲しい思いも虚しく、拘置所にいる母親からは金銭などの差し入れの催促、挙げ句の果ては共犯者へも面会に行く様にと経済力も無い子供に無理をかけるその手紙の内容に、自分の妹に暴力をふるっていた礼子さんのヤクザの愛人の姿さえも憎々しいものとして重なる様で、怒りが吹き出し、母親である礼子さんを糾弾する様な手紙を宛てた事なども過ぎ行く年月の中で浄化されたなればこその笑顔で話してくれたものでしたが…その話しを聞いていた礼子さんもその恵さんからの手紙を読んで「病みました」と、服役中に母親として強い葛藤が生じた事などもこれまた少しおどけた表情で答えたもので、10年かかったと言う親子の和解、それでも赦しのレッスン(特に娘の恵さん側に)に向き合った母娘の姿には爽やかなものさえ感じるものです。
極道や犯罪の世界に生きる人間はとかく自らの武勇伝を持っていたりで、アウトローな人生をカッコ良く括ろうとするものですが(笑)そうは行かない赤裸々な弱さや傲慢さ非人情などカッコ悪い部分と言うものは実に家族や身内が良く分かっているものです。それが薬物であろうと何であろうと犯罪を構成する世界から抜け出し更生する上で、それが周囲を巻き込まずには置かない事をしっかり自らに叩き込む上でも、こうした耳の痛いある面ショックな事を突き付けられる事はとても大切なプロセスでもある様です。
この日初めて私のサロンを訪れた恵さんの娘であり礼子さんの孫にあたる蘭ちゃんは今まで聞いた事の無い若き祖母の型破りな自叙伝、母親の回顧録に驚き目が点になっていた様でしたが(笑)話しを終えてからのセッションではスピリチュアルには興味あるものの、この日ヒーリングは生まれて初めてと言う蘭ちゃん、私からヒーリングを受けると「身体が熱い、熱い、汗が吹き出る」を連呼していたもので、自分から抜け出し天井に滞空している様な感覚があった事なども話していたものです。
※お馴染みニューガネーシヤにて
蘭ちゃんを真ん中に祖母である礼子さん、母親である恵さんが囲んでの姿はただただ穏やかさを湛えるばかり…礼子さんもここ数年は訪れる度に円満な表情を増し羅刹の過去があった事など微塵も感じさせるものがありません。
※茨城のお菓子や羊羮を頂きました。
春夏秋冬そして春…
益々この親子の前途に光降り注がん事を祈るばかりの愚僧であります。 以下、金子礼子さんのフェイスブックより転載いたします。
(了承を得て掲載)
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お早う御座います☆先生の所に会いに行きましたよ。
今度は3世代で行きましたよ。先生のヒーリングでは今回は体が引き離される…フワフワしてて飛び回ると言う不思議な感覚になりました。
孫の蘭は生姜風呂に入ったようだと言ってましたよ。
今回も有難う御座いました
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合掌