一昨日は来月にコラボで講演を行うソフィア・エムートさんのチャリティーライブに行って来ました。
波乱万丈の元ヤンセラピストとしてテレビやラジオにも出演し、書籍も出版するなど大活躍のソフィアさんですが、その歩んできた人生は、元ヤン、ヤンキーなどと言う言葉で括る事の出来ない過酷で壮絶な歩みだった様です。
この方も私がかつていた極道の世界をよく知る方でもあります。地元に勢力を誇ったヤクザ組織の組長代行を務める父親を持ち、小学生にして飲酒、中学に上がる頃には立派な不良少女、暴走族から何でもござれの地元でも札付きのワルだった様です。
※余談ですが、私の所には暴走族の総長などの経歴を持つ方も今まで何人も訪れてきていますが、俳優の宇梶剛士(元暴走族ブラックエンペラー総長)など暴走の世界では神格化されたものがある様です。
ここまでなら昭和の典型的な不良少年少女の形とも言え、元ヤンキーの範疇で収まりのつく事とも言えますが、ソフィアさんの人生の凄いところはこれからで…
私生活ではそこは女性誰しもが思い描く 幸せな家庭を夢見たソフィアさん…25才で結婚するものの、夫による執拗なDVに晒され、さらには夫の母親の看病、 夫の事業の手伝い、さらには2人の子供の子育てなどに追われる日々。
身の置き処の無い地獄の様な 結婚生活だったそうです。
しかしこの夫である男性との生活にも突然ピリオドが打たれる事に。 自分の会社が資金繰りに行き詰まり倒産し、 妻と子供2人を置いて、愛人とともに借金から逃れるために夫である男性は蒸発。 そんなこととは夢にも知らぬソフィアさんのもとには税務署がきて、 預金や家財道具や家を差し押さえられ、夫の連帯保証人になっていたこともあり、方々から借金返せの取り立ての嵐。一夜にしてホームレスになるなど、 人生どん底の状態に…
2人の子供を残され、連帯保証人となってしまった1億2千万円の借金地獄。途方もな無い借金の返済の為、 保険の外交員、化粧品の販売、下着の販売、ホテルのベッドメイキング、 コンパニオン、クラブのホステスなど、1日4~5個の仕事をかけもちし、 睡眠時間2~3時間の日々を約5年間通したそうです。
その間、PTSD、パニック障害、不安神経症、重度の閉所恐怖症、 過敏性腸症候群ほか、甲状腺がんの経験など心身共に何物かを刻みつけるかの様なその半生でもあります。
そんなソフィアさんにも光明の兆しが訪れたもので…幼少の頃から父親の母親への暴力を見て育ったせいか、一人、世界や家庭の平和を祈る習慣が身についていた事が、いつしかスピリチュアルな素養、ヒーラーとしての能力に転化されていった様です。お金を得るための仕事とは別に、占星術を習い始め、 はじめは無償で占いの仕事を始めたところこれがよく当たると評判に。
無料でいいと断っても、お金を置いていく人、食べ物をお布施の様に置いってくれたりする人が増え、 次第に彼女の生活は、いくつも仕事をかけもちせずとも、 占星術の仕事でお金を稼げるようになったそうです。 その後も様々なセラピーやヒーリングを学び、 2001年にヒーリングスペース「ライトエンジェル」を静岡県御殿場市に開設。
スピリチュアルにとらわれない、その波乱万丈からくる懐の深い提言が評判を呼び、人気のスピリチュアルヒーラー・セラピストとして活動している現在です。
私などは2001年ミレニアムの頃と言うのは極道当時であり、獄中の壁と睨めっこの日々でもありましたが(笑)四面楚歌な状況からスピリチュアルな啓示を受けた時期でもありました。そうした事から考えれぱスピリチュアル歴の長い女性でもあるのですが、何ら気取りも頑なさを感じさせるものもなく、あまりに苛酷な人としての経験や苦労が既成のスピリチュアリストとは違う雰囲気オーラを醸し出しているものです。
この日も、クラシックの世界で活躍する女性のビアノの伴奏に乗せて高橋真梨子、中島みゆき、庄野真代、山口百恵、テレサ・テン、高田みずえなど昭和歌謡を見事な歌声で披露してくれたソフィアさんでしたが…
その張りのある硬軟自在な歌声を聞いている内に、思わず「緋牡丹博徒」など昭和任侠路線の演歌をリクエストしたくなった愚僧でした(笑)
こんなソフィアさんと来月4月22日(日)に都内にてコラボ講演を行います。
詳細は改めてお知らせしますが、元極道と元ヤンの二人がが放つ世界観、地獄の沙汰からスピリチュアルまで、闇と光を包含するその内容は一般のスピリチュアルや自己啓発の講演などとは異質のものとなる事必至です。
当日はソフィアさんも私も自らの半生をカッコつける事なく美化する事なく語る所存です。それこそが波瀾万丈、対極から対極へと向かう軌跡を生きた私達が話すべきスタンスであり、生きた説法であると思っています。
明日への指針を得たい方、絶望の淵にある方、変わり種の二人の顔を見たい方(笑)など動機は何でも良いのです。
ぜひこの機会にご来場頂けましたら幸いです。
合掌
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