私は日頃セッションをしていて…「引き寄せの法則」を知る人は多いが、「引き寄せたくない法則」の渦中にある時こそ学びや課題が発生していると言う事からは目を背けたい人が多いと言う事に気付かされる時があります。
そこにはワクワク宇宙ランド的な、宇宙や地球を楽園としてとらえるスピリチュアルな世界の宇宙観と言うものも強く影響を及ぼしている様です。
今では引き寄せの法則を日本に紹介した著名人なども別の著書では「引き寄せの法則は初めだけ、ビキナーズラックであとはうまくいかない」と言う意味の事をコメントしている様です。
人が何を望み意図しているかなどと言う事は、思うより早く聖霊(ハイアーセルフ・内なる神)に感知されているのであり、宇宙は望むものをギフトとして必ず与えてくれるものと「引き寄せの法則」よろしく、願望を思考として宇宙に刻みつけたつもりでいても、多くの人がこの「引き寄せの法則」の活用に於いて、「それが無いことをわかっていて世界に押し出している」自らの、「思考を支える思考の働き」とでも言うべき事を知らぬ場合も多く、逆に不足感や飢餓感ばかりを煽り立てる事象や、つまらぬ詐欺めいた投資話しの様なものさえ引き寄せる事にもなりかねません(笑)
ヒーラーとして言わせて頂くなら、聖霊(ハイアーセルフ)を蹴飛ばしての願望実現は、たとえ実ったところで、後で大きな対価を支払うハメになったりとエゴの餌食になりやすいものです。どうしても「引き寄せの法則」を実践したいならば、瞑想や静かに落ち着ける時間を設け、自分の頭上にゴールドの球体となった聖霊(ハイアーセルフ)がいるものと観想し、そこに向けて自分の望む事を引き渡す様なイメージを持たれると良いかも知れません。
そうすると、時には自分の望む事に対する修正案がもたらされたり(人の口を通しても)もするもので、不相応な願望などは身体の強張りなどの筋反応や、どことなく場違いな感覚に似た違和感などでそれが自分には沿ぐわない望みである事を教えてくる場合もある様です。
その人間の豊かさに対する許容レベルなども聖霊はあますところなく知るものであり、持ちなれぬ金を持った為に心を失い、身を持ち崩す様なところへは向けてこぬもので…
その人間の本来あるべき姿、本線に沿った心の平安を失わぬ方向へのサポートなど、成功や自己実現などと言うワードに慣れている現代人からすれば地味に過ぎるかも知れませんが、それは心の平安なければどんな豊かさに囲まれても負債に等しい真理を裏付けている事でもある様です。
以下はゲイリー・R・レナード著 「愛は誰も忘れていない」より引用です。
アーテンとパーサと言う二人のアセンデッドマスターが語る「引き寄せの法則」に対する辛辣とも思える意見にはまったく同感の愚僧であります。
※アセンデッドマスターとは、過去に人間として地上で生活をした後、天界にて神の観点から私達人間をサポートする高尚な存在の事。 代表的なアセンデッドマスターには、イエス・キリストやブッダなどがいます。
※引用文中の「コース」とは、ヘレン・シャックマンがイエス・キリストのチャネリングメッセージを口述筆記した霊性の書「奇跡のコース」の事です。
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【パーサ】
「引き寄せの法則」は結局、大抵の場合うまくいかないわ。
このことはあとで少し触れるわね。ちなみに、『引き寄せの法則』(ソフトバンク)と『ザ・シークレット』(角川書店)の改善版を読みたいなら、ナポレオン・ヒルの名著『思考は現実化する』(きこ書房)を読むといいわ。
この本の初版は1930年代に遡るの。いまはみんな「ダ・ヴィンチはその秘密(ザ・シークレット)を使った」とか「エジソンもその秘密を使った」とか言うけど、いちばん大事な部分を見逃しているわ。
彼らは身を粉にして働いたのよ!
ほかにも人々が知らないゆえに伝えられていないもっと大切なことがあるけど、あとで触れるわね。
【アーテン】
成功は十パーセントがインスピレーションで、九十パーセントが努力と言われている。多くの場合、そのとおりだ。たとえば、きみには怠け者だという評判がついてまわっているが、主にそれはきみの本でわれわれ三人が言ったことのせいだ。でもほんとうのところ、きみはこの数年とても一生懸命働いているし、たまにはそうしなければならないのさ。
ほかの霊的な教師たちよりも はるかにたいへんな困難にさらされているが、それはきみが人々の聞きたがっていることだけを述べていないからだ。
「コース」の教えや、ワークショップで離していることを考えてみても、きみはよくやっているし、きみの本もCDもよく売れている。予想以上と言ってもいいくらいだが、きみはこれを実現させるために非常に熱心に取り組んだ。
【ゲイリー】
だから、あとは聖霊に任せるんだ。
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合掌