カラテの凄い奴がやってきた！…ヒーリングセッションのご感想

先日、ヒーリングルーム吉祥にお越し頂いた浪崎純さんは、海外に15全国に120の支部や道場を持つ禅道会空手の総本部師範代を務める方で、これまでも海外（ラオス）での支部長を務める他、国内の支部長を歴任するなど、若い頃は後のK1王者セームシュルトと対戦した事もある叩き上げの空手の猛者でもあります。浪崎さんは以前より私のブログなどを愛読してくださっていた様で、時折コメントやメッセージもくださっていたものですが、先月30日に浪崎さんより禅道会が主催するRF空手道選手権に来賓としてお招き頂いた事から、浪崎さんのご実家が私のサロンから近い事もあり、私の方からもお声かけさせて頂き、この日のご縁となりました。

第一線の現役の頃は毎日10時間にも及ぶ空手の練習を重ねたそうで…スピリチュアルな世界では修行などは必要ない、あるがままで良いと言う考えが好まれたりしますが、やはりどんな世界でも頭角を現す人間と言うのは、人の見ていないところでの努力の天才だと私は常々思っているところがあり…

（スピリチュアルも反復、実践は大事な素養である事を知らぬ人も多く、チチンプイプイと腫れ物でも取り去る様に一過性のものに惹かれる傾向あり）

練習や修行も、自分が追い求めるものの実現の為に許可レベルを引き上げる行程と思えば、そこに深刻さも重さもないはずで、スピな世界の風潮にありがちな、臆する自分の楯の様に修行が必要ないなどと言う言葉に特別性を見出だす必要は全くないわけで、その人間の捉え方、器量、資質と言うものが問われている事を浪崎さんの話を聞いていて改めて思ったものです。格闘技を見る視点もプロならではのものがあり、とても興味深いものがありました。

自衛隊では若くして幹部となり、フリーランサーの傭兵が務まるほどの優秀な自衛官としての成績や能力を発揮した様ですが、空手に専念する為に除隊し現在がある様です。子供の頃にはイジメも体験し、成人後も自分の中を見つめる時期が続く様な精神遍歴も経験された様ですが、空手との出会い、禅道会の創始者である小沢隆主席師範との出会いが人生を変えた事なども熱く語ってくださいました。

その昔、私が極道の世界にいた頃、その世界でさえよく言ったものです「付いた人間、持った縁でその人間の全てが決まってしまう」と…

ここで言う付いた人間、持った縁と言うのは、どんな親分や兄貴分の下につく、盃を貰うと言う事ですが、どんなに優れた資質や器量を持っていても、うだつの上がらぬ人間や、妬みの強い人間の下に付いたばかりに伸びて行く事の出来ぬ人間などもその世界では見受けられる事があったもので、どんな世界でも、人との出会いと言うものがその後の人生に好影響を及ぼす事もあれば影を落とす事もあるもので、霊的な実相から見れば、こうした人の出会いも、この世に生まれてくる前に定められたものがあるのは間違いのない事の様です。自分の長所、美点を認め伸ばしてくれる人間との出会いと言うのは人生の宝に等しいものがあります。