映画「首」を観て

※社会通念上、不適切な表現や描写がある事をお許し頂きたいと思います。

先日、レイトショーで観てきました。

北野監督お得意の暴力路線ではありましたが、大河ドラマなどでとかく偉人扱いされる戦国大名なども所詮は色と欲にまみれた汚い人間とコキおろすが内容が斬新で、ボーイズラブともオッサンズラブともつかぬ(笑)当時、衆道(男色、ホモ)と呼ばれた大名や小姓、近習との同性愛の描写もあけすけにバイオレンスとお笑いをまぜこぜにした内容で、

首をポンポンと刎ねる場面と共に確かに外国の映画祭などではウケる映画ではあると思いました。京都六条河原での罪人の斬首場面などもCGを駆使してと言う事もあるのでしょうが、とてもリアルに感じられたもので、人の命の安い当時の事、当然、過去生でこうした体験をされた方は相当数いるはずで(国内、海外問わず)私のこれまでのセッションのケースなどでも、夢の中で繰り返し自分が斬首される場面を見るなど、また霊的な痛みを首に感じてお越しになる方が何人もいたものです。

私が現役のヤクザの看板をおろしたものの、まだ半グレの親方の様な事をしている頃、取り巻きの堅気の社長の愛人がいたものでしたが、元女優で有名な女優の息子と結婚したものの、歯茎ごと折られる様なDVを受けるなどして離婚した女性で、欠損した歯茎に斜めに脱着するかの様な部分入れ歯と見てくれの良さのギャップが何とも言えぬ雰囲気を醸し出していた女性でもありました。

芸能界の裏表をよく知るこの女性、ある時『金持ちは結局、ホモかSMに走ります』と断言するかの様に言っていたもので、この映画を観ていてそんな事を思い出したものです。この女性、同席する場面などにおいて私にも秋波を送ってくる事から、お世話になっている方の持ち物でもあり、てんで気付かぬ素振りを決め込み逃げたのでしたが(笑)

私が少年院に入ったのは昭和59年〜60年にかけてでしたが、少年院での院生によるひっつき(イジメ)やリンチなどにより自殺者が出るなど社会的な問題とされ、施設側でもイジメや暴力を根絶しようと躍起になっている時期で、とかく監視にも厳しいものがありました。私が裏社会に生きている当時、私より上の世代の人間で刑務所や少年院に入った事のある人間の話しなどを聞く機会なども随分とありましたが、

「昔の少年院はオカマ掘り放題で楽しかったですよ。新入時のヤキに耐えられない可愛い顔した奴は自然と女の役割をさせられましたね。そういう奴はオカマ掘られる内に自然と歩き方も女の様になってね。でも、部屋長(舎房のボス)のお気に入りだったりすると、いつの間にかイロ(情婦)かバシタ(女房)気取りになって、メシの量も顔付けでそいつのところに自然と多く行く様になったりしたもんです」と話していたものですが、弱肉強食な塀の中で性の玩具とされてしまう人間の実態などもこれだけでも分かりそうなものです。

※刑務所では男役をカッパ、女役をアンコと呼ぶ。昔はロングの刑務所(長期受刑)などでアンコの取り合いで刃傷沙汰まで起きた。刺青を入れたオカマなども刑務所にはいる。

この人間は特段同性愛者でもなければ、真摯にLGBTやジェンダーを叫ぶ人間でもなく、言葉が悪い様ですが、塀の中にいて己の性欲を満たすかの様にティッシュがわりに弱い人間をやり込め、性の玩具として犯した経験を話しているもので、そこに自分がホモだとか、バイセクシャルだとか云う葛藤などは露ほども無く「いけるものは何でもいったれ」と言わんばかりの貪欲さがそこにはあるばかりで、振り返る時、極道の世界でもニューハーフと同棲していたなどと話す人間などもいたものでした。

十代当時のことゆえ全文は忘れ、正確を記せませんが「ヤキの印旛か八街か、極楽多摩か静少か、百姓一揆の茨農か(牛久)謹慎体育の小田原か、イキなねえちゃん榛名女子、赤城おろしが目にしみる赤城初等少年院、粋なリンチの久里浜の壁に書かれた関東年少小唄」などと言う少年院の小唄などもあり(笑)地名はいずれも関東にある少年院の所在地で(廃止の施設も)私などもこの小唄にある少年院に入所したものです。

先にも書いた様に私が少年院に入った頃は少年院独特のイジメはありながらも、それまで新入の洗礼とでもいうべき舎房での院生によるヤキ入れは勿論の事、性的な虐待を生まぬ様監視が強化されている時期ではありましたが、それでもコンプライアンスにうるさい現在なら明らかに施設側の虐待、暴力事件として摘発される教官や刑務官(刑務所)による院生や受刑者への暴力は常態化したものがありました。

午前中から昼食前までの体育、腕立て伏せだけでも数百回、マラソンやウサギ跳び、馬跳び、スクワットなどのインターバル、院生が円陣になってゲーゲー吐くほどのハードな内容でしたが、竹刀を持った講師に追い回され、遅れを取れば「コラーッ、貴様、テイチク使っとんかい💢」と竹刀で小突き回され、倒れれば上から踏みつけられるなど、体力の無い者や虚弱体質な人間など見るも哀れなものがありましたが、こうした事も腕立て伏せの回数を倍にするなど、集団で責任を取らせたりと、弱い人間にプレッシャーをかけてくるもので、当然こうした事は院生同士の間でも「てめえ何やってんだよこの野郎💢みんなに迷惑かけてんじゃねえよ」とイジメの矛先として向くものです。

※【テイチク】テイチクレコードからきていると思われますが、芝居やふりをしている様を揶揄する隠語です。

たとえば、寮で皆が食事の時などに考査寮から来た新入が挨拶をするもので「宇都宮鑑別所からまいりました、○○太郎です、宜しくお願いします!」などと真面目に大きな声を張り上げて挨拶しているにも関わらず、側で見ている寮担当の教官が「💢全然気合が入っとらんやないか、やり直し!」などと怒鳴るもので、何度となく声がかすれる程に繰り返したあげく「何だと、ウルトラマン鑑別所から来ただと、貴様ナメてるのか!💢」と、宇都宮と少々北関東の訛りがあるのをウルトラマンともじる様にして揚げ足を取り、この院生を柔道の払い腰で床に叩きつけるもので、

かくいう私なども少年院にいる頃は反則をして独房で謹慎(刑務所は懲罰)させられたりした事からよく投げ飛ばされたもので(笑)見せしめの様に真夏の炎天下のグラウンドを足を持たれての手押し車で周回させられた時なども、両手の平の皮がベロッと向けてしまい、それを見せるとまた医務室へ連れて行かれ、ムツゴロウの様な風貌のセンセイにヨーチンの原液を手の平一面に塗られたものでしたが、同様に男のイチモツに埋め込んだ歯ブラシの珠を4個程、院の規則に違反しているとこの医務室で取られた際もこのヨーチンを『ふぐり』からシンボル全てに塗られたものであり、

カッターの様な簡易なメスで陰部を切られ歯ブラシの玉を取られた痛みよりも、このヨーチンがふぐりに沁みる事といったらないもので💦火の出る様な熱さに脂汗が出てきたもので、腫れ上がるイチモツを独房の水道でひたしたタオルで冷やしたものですが、座るに座れず、タオルを股間に当てながらウロウロ独房をさまよう姿はさぞや無様だったに違いないと回想するものです(笑)

話しが若き日の少年院回顧録へと少々脱線しましたが(笑)

この首と云う映画で織田信長を演じた加瀬亮は演技力もあり、好きな俳優で映画冒頭の西島秀俊演じる明智光秀を「皆殺しに決まっとるがやーー!」と蹴り倒す、三河弁のセリフなど何か懐かしいものさえ感じたものでしたが、信長というより関ヶ原群像、西軍の裏切り者として名高い小早川秀秋などを演じさせたらピタリとハマるものを感じた愚僧であります。

合掌

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密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰

かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。

あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に

愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。

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