映画『SNS少女たちの10日間』を観て(2020年制作・チェコ)

教鞭を取る方より教えて頂きアマゾンプライムで視聴しました。映画監督指揮の元、巨大な撮影スタジオにリアルな三つの子供部屋が設けられ、10日間のリアリティショーが行われるドキュメンタリータッチの映画でしたが、SNSを介してではあるものの、少女に対する性的虐待、搾取の実態が赤裸々であり、制作されたチェコではかなり物議を醸した映画の様で、なるほどとうなずけるものがありました。
比較的背も低く、幼い顔立ちの3人の女優達が、18歳以上であることを秘匿し、SNSの画面上では12歳の女子という設定で進行して行くもので、『自分からは連絡しない』『12歳であることをはじめに強調する』『誘惑や挑発はしない』といった七つのルールの元に部屋に置かれたPCを使ってSNSで友人を募集して行く展開で、登録早々に異様なスピードでフォロワーが増え始め、10日の間に毒々しい欲求を満たさんとこの女性達にコンタクトを取ってきた男性の数は2458人にも上り、おのがイチモツも露に『手さえ動かして』の動画や写真を送りつけてくる変態男もいれば(モザイク加工されているものの、このオンパレードは見るに堪えない)幼児性愛の動画、獣姦の動画を送り付けくる人間、そして何よりも言葉は柔らかながらも『服を脱いで』『胸を見せて』『お尻を見せて』と性欲と言うより、少女を支配、蹂躙する事に興奮を得ている男達の狂気が繰り返し画面に現れていたもので、そこには子供を引率する旅行やイベントを手掛ける経営者の姿などもあったものです。
映画監督やスタッフ、弁護士までが少女達を見守る中、撮影されているとは露とも知らずに性的な欲望を明け透けに少女達にぶつけてくるその姿を見ていると、これは単にこの映画が制作されたチェコだけの問題では無く、日本でもリアルタイムで発生している問題に違いないとさえ思えたものです。早い話が、子供にスマホデビューさせた時から子供はこうした脅威に晒されている事を親は認識しなければならず、またこれは一方通行な話しなどではなく、『パパ活』などと言う言葉がある様に、まるでファッションの様に流行り言葉を重ねてしまい、時に欲望がバーストし、人の命を奪う怖ささえ知らぬままに小遣い欲しさだったり、親への反発だったり、性的な好奇心だったり、そうしたものがマッチングしてしまう危険な状況を生み出す可能性がある事を親はしっかり自覚していなければならないなと、そう言う意味に於いても親子の日頃の会話やコミュニケーションは大切だなと改めてこの映画を観て感じるものがありました。

少々毒気のある濃い教材ではありますが、SNSのリテラシーを学ぶ上でも途中退席もアリと子供に伝えた上で親子が一緒に観ても良い映画ではないでしょうか。

合掌

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密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰

かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。

あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に

愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。

 

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