滝行・過ぎ行く夏と共に

 

早いもので今日より九月、今年も後半へと折り返します。

                     

一昨日に開催した塩川滝での滝行、ことさらに告知したわけでもないのですが、20名近くの方が参加してくださいました。

私のブログでお馴染みニューガネーシャのマスターも参加しました。

 

私の後ろで印図などを掲げているのはやはり元極道の僧侶、関口道薫さんです。

十代の方から中年紳士淑女に至るまで(笑)幅広い年齢層でのご参加を頂いたもので、今回も和気藹々な雰囲気の中、滝を結界している塩川神社で皆様と共に御祭神へのご挨拶を済ませ入滝しました。

滝と言うものも不思議なもので、その時々の私達の在り様も当然そこに影響を及ぼしているには違いありませんが、流れる水は同じでも、見た目の水量が多いから激しく強い体感をもたらすかと言えばそうとばかりとも言えず、水量は少なくとも強い圧力や鋭利な感覚があったりと、毎回違った体感や感慨をもたらしてくれる事に新鮮なものがあり、季節ごとに変わる滝の表情や周りを囲む樹木の色の変化を見る事にも楽しいものがあり、それも見ている私達人間の主観には違いありませんが(笑)そんなところにも滝行に惹かれる一因と言うものがあるのかも知れません。

                    

今回も前回程では無くとも暴流と形容したくなる様な強い水の流れで、滝行がマインドフルネス効果がある事などはよく知られていますが、目を閉じリラックスして行える瞑想などとは違い、強い水流の上に後ろから押されるかの様な滝壺からの風圧もあり、しっかり足を踏ん張っていないと前のめりに弾き飛ばされてしまいます。

 

でも、水流がもたらす強い体感と足を踏ん張る緊張の狭間と言うものが生まれるもので、いつの間にか激流がもたらす体感もここちよく、下半身は堅固に足の裏は岩肌を噛んでいる様な状態ですが、雑念も飛び瞑想に至る事が出来るのです。瞑想と言うと超常的な境地ばかりをとらえる人も多いものですが、今この瞬間この時に気付いて生きる事も瞑想に他ならず、

ある面強制マインドフルネス(笑)の趣のある滝の体感にさらされる事は、日常の色んな場面に於いて自我(エゴ)が投げつけてくる様々な状況に於いても『私はこの状況に不快を感じているんだな』『怒りを私は感じているな』『どうでも良い事に嫉妬を生じさせているな』『私は今快適さを感じているな』と気付きの濁点を思考の合間に入れて行く事が出来る様になり、そこに妄想を付加し感情を押し出し葛藤を伴う人間ドラマなどを再現する前にそのシナプスをポキッと折り、さっさと通り過ぎ自らの為すべき事に専念する。

ぞんな私達人間の視点や視座にも影響を及ぼす働きが滝行にはある様です。

 

滝行終了後は恒例の日帰り温泉で皆さんには滝の冷たい水で冷えた身体(実際は反転する様に身体が熱くなります)を温めてもらい、いつも幹事役を務めてくれているかよちゃんこと相田佳代さんご推薦のラーメン屋などにも行きましたが、滝の後に温泉♨️などにも入っているので内臓も活性化されている事請け合いで(笑)空腹を訴える方も多く、味も良かったのですが、丼物にラーメン(私も)または冷ラーメンと温ラーメンと言う具合にがっつりと食べている方も多かった様です(笑)

滝に打たれた後の湯上がりの様な皆さんの癒された顔、こころなしか童顔にさえ映るもので、そんな皆さんのお姿を拝見していると、後戻りの出来ぬ、かと言って先も見通せぬかの様な今のご時世にあって、日頃の憂さや心の垢も滝の水で洗い流し、リフレッシュしてまたそれぞれの日常に帰って行く。そんな大人の遠足の様な要素さえある滝行、これからもたとえ不定期でも開催して行きたいと思っています。

 

ご参加頂きました皆さん、ありがとうございました!

                 

                       

 🍁🌰秋期も開催予定です。

合掌

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密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰

かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。

あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に

愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。

 

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