下記の内容は本日午後に人生相談と言う観点からお話しをお聞きした女性からのメッセージです。少し前の記事などにもゴットハンドと呼ばれた男の顛末として書きましたが、ガンを治す施術(密教気功と命名)で一躍注目を浴びて全国各地に治療院を展開する人間がおり(死去)僧侶になりたいと私を訪ねてきた事から得度の立ち会いなども務めたものでしたが、拝金、パワーゲームに心奪われ、毒舌で他の施術家をコケにする様なところがあり、得度の動機にも不純なものがあからさまとなった事から少しばかり目が覚める様に怒鳴りつけた事などもあったもので…
案の定、その後は治療院への嫌がらせと思える電話や妨害?弟子やスタッフの離反などが相次ぎ、ショックから病気で倒れ、全国各地にあった治療院も全て閉鎖、それでも最後はリハビリを兼ねて沖縄に移住し穏やかに過ごし旅立った事など、せめてもの救いと言えるものです。
下記メッセージの女性はこの男の弟子として学んだ事のある方でしたが、施術を『悪用や破壊に使わない事』などとさもありなんに注意も受けていた模様で、これなどもその言外の響きにあるのは『呪いや呪詛調伏』に用いるなと言う事であり、それだけ自分の教える術は法外な力があると自慢している様なもので、真言宗のお坊さんの話しを聞きなさいと言ったかと思えば、いつの間にかそれが神道に変わったりと、純粋に施術を学ぼうとついて行った人間の間で混乱が生まれるのは当然と言うもので、この女性もそうした影響をてきめんに受けてしまい、呪詛調伏やサイキックアタックを同じ一門だった人間やまたはこのグループから離れた自分を快く思わなかった人間から継続的に受け心身の不調はおろか感情さえ喪失させられてしまうと言う怖れにとりつかれた事などを話してくれたものです。
死者に鞭を打つものではありませんが、この女性の幻想を解く上でもこの代表だった男は得度以後の四度加行(しどけぎょう)もままならぬていたらくで整体師の腕前は一流だったかも知れませんが、『法力』などと言うものには全く無縁だった事。そうした体感や不調さえ伴うかの様な他者から攻撃を受けていると言う報復される怖れと言うものも『分離意識』から派生しているエゴ(自我)が見せる幻想である事やそうした世界観に同期、同調しない事の大切さなどもお話しさせて頂いたものです。
以下、了承を得て掲載。
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本日は、お忙しい中お時間を頂きまして、誠にありがとうございました。
あれから、〇〇〇〇の名前の記事を見つけたので、サッと読みまして、確かに仏教で言われるところの法力とは違うと知りました。
生意気を言うようですが、残念なのは、恥ずかしい事だと本人が気付いていない事です。
宇宙と一体になる事に憧れる人は多いですが、出来たところで仏教の悟りとは違いますね。今まで如来を名乗る人(自称仏)は結構あった事からも察しますが、仏の覚りを志す人は意外に多いのかも知れません。
しかし、正しく教える人に逢えるのはほんの一部、更にそれを素直に聞いて進める人は更に少ない、という事が思い知らされます。結果的に、本人は気付いていないだけで、仏教を悪用する事になってしまったようですが、せめて今生で如来に礼拝した事が、未来世での仏縁となる事を願うばかりです。
そう考えますと、私も自分で分からないだけで、普段からどれだけ仏教を悪用する業を造っているか分からないと思いました。しかも善を行っている自覚で造る悪というものの方が多いのかも知れません。
〇〇さんにも言える事ですが、恐ろしい事ですね。浄土真宗では、無明業障の恐ろしき病という言葉がありますが、まさにそれだと思います。
仏法を学ぶご縁をいただきまして、ありがとうございました。
長文失礼いたしました。
合掌
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合掌