※ヒーリング時の写真など了承を得て掲載しています。
一昨日4月8はお釈迦様のご生誕を祝う「花まつり」が全国各地のお寺で催されるなど、お寺にお出かけになられた方も多かったのではないでしょうか。
そんな一昨日は、午前中よりお越しのRさんへヒーリングセッションをさせて頂きました。
先日「明日は花まつりなのでお堂で大元様(自坊本尊、大元帥明王)に手を合わせに伺いたい」とご連絡を頂いたものです。
※私の所は一般拝観を受け付ける伽藍を擁したお寺ではありません。
Rさんは私がアメブロ開設以来交流させて頂いている方ですが、東日本大震災が発生した直後より被災地に赴き献身的なボランティア活動をされてきた方でもあります。
まだ、剥き出しの地震の傷痕も生々しい三陸沖沿岸の町へボランティアで出立される前に私のサロンに立ち寄られた事から、お堂にてこの方の旅の無事と被災地の復興をご祈祷させて頂いたものですが、それ以来、毎年今の時期になると訪れてくださるもので、この日もヒーリングの後はお堂へお通ししてお加持をして差し上げたものです。
また、四月八日はお釈迦様の誕生日と言うばかりでなく、インド伝来とその発祥を仏教と共にするカレーにちなんでか…「カレーを食べる日」でもある様で、科学調味料や保存料を一切使わぬお坊さんによるレトルトカレーをおみやげにくださったものです。
一年を通してカレーを食べる頻度の多い私でもあり、日々「カレーを食べる日」になりかねない危うさもありますが(笑)昨日は久しぶりの再会にお馴染みニューガネーシャでこの方の近況をお聞きする内に、若いお坊さんによるカレーのイベントが盛り上がり見せている事などをお聞きしたもので(浄土真宗の僧侶などを中心に)お坊さん考案の袈裟に模したエプロンなども販売されている様で(写真参照)飲食店を営む方達や家庭の主婦に至るまで人気を集めているのだとか…
※Webサイトより引用
お寺離れが言われる昨今、各宗派でも住職考の様な新しい時代に対応する寺院の在り方に対する議論が活発化しているものもある様で、真言僧による声明ライブなど以前より知られるところですが、お寺での合コンが催されたり、バンドを組む若いお坊さんがいたり、若手僧侶によるイベントも目白押しに増えてきた様な気がします。
カレーやエプロンなど、誰でも親しめるものから仏教に親しんでもらうと言うのも今の時代に即したとても良いアイディアに違いありません。
私などは自坊とは言っても小さなお堂とヒーリングルームを兼ねた自宅サロン、一人和尚で庵を結んでいる様なもので、お寺に勤務するお坊さんや本山より任命されたお寺で住職を務める方とはそのスタイルも形態も自ずと違うものがあります。組織教団としての仏教を批判するつもりはありませんが、極道と云う「究極の宮仕え」さえ経験してきた私に取って、半ば私度僧の様なスタイルで、自らが学んできた時には修羅であり餓鬼であり、無間地獄であり、そんな人生体験さえ活きた説法として人様の心のお手当てに活用出来る引き出しを得た事は、波乱万丈の半生を過ごしてきた様ではあっても、今となっては幸せだったと言わざるを得ないものがあります。
そんな個としてアプローチして行く坊主にもお釈迦様は微笑んでくれているものを釈尊の生誕の日に改めて感じた愚僧であります。
合掌