昨日は原宿クロコダイルへ『中高年ゲキアツ劇団IKKl』によるレビュー&歌謡ショーを観に行ってきました。
友人が出演している事からこれまでも何度か観に行っている私ですが、昭和を象徴する様な方達が次々と鬼籍に入られてしまう最近を思う時、懐かし昭和歌謡のオンパレードは、激動の時代ではありながらもう少し時間軸の緩やかだったピンクレディーやドリフのズントコ節がお茶の間に流れていた過ぎ去りし時代を思い起こさせるものがあります。
平成に入ってからだって素晴らしい楽曲はたくさん生まれたはずなのに子供の頃に聞いた昭和歌謡のイントロはしっかり刻まれるかの様に覚えていると言うのも不思議なものです。
単にオッサンだと言うだけの事かも知れませんが(笑)
司会進行役を務める女性が、出演者が中高年ゆえに身振り手振りを間違えたり歌詞を間違えたりする事があってもご笑納頂きたい旨の内容を笑いと謙遜の中にもアナウンスしていたものでしたが、やはりそこは稽古や練習のたまものと思われる見事なレビューや歌が続き、身振り手振りの多少の違いや音程の違いもご愛嬌と言うもので(笑)それがかえって手作り感、酸いも甘いも知った中高年の面々の演技にコミカルな華を添えている気がしたものです。
この日の選曲は…
第一部(レビュー)
①なんてったってアイドル
②あなたに夢中
③京都の恋
④星のフラメンコ
⑤硝子の少年
⑥お富さん
⑦シーサイドバウンド
⑧ヤン坊マー坊天気予報
⑨絹の靴下
⑩銀河鉄道999
第二部(歌謡ショー)
①UFO
②年下の男の子
③二億四千万の瞳
④演歌メドレー
⑤狙いうち
⑥圭子の夢は夜ひらく
⑦ドリフのズンドコ節
⑧あなたに逢いたくて
⑨ランナウェイ
お富さん
ピンクレディーのUFO
出演者は全員が40代後半から60代までの中高年、聴衆の方達もほぼ同世代の方達、昭和歌謡に懐古の情を掻き立てられ、舞台の上で歌い踊る中高年の紳士、淑(熟)女の姿にまだまだやれる、踏ん張れるとばかりに、中年第二の人生の躍動感を重ねる人が多い事、舞台を見るその表情に明らかなものを感じたものです。
たとえが悪いかも知れませんが、普段はママチャリに乗ってスーパーで買い物をしているオバサン達が、中高年の体型を残しつつも(笑)昭和歌謡の衣装に身を包み、明らかな練習と稽古のたまものと思える機敏な動作で歌や踊りを披露するそのギャップが笑いの中にも非日常的な空間を作り上げていて何とも言えない味があるのです。
『中高年ゲキアツ劇団IKKl』次回開催は10月築地本願寺ブティストホールでの公演が決定している様です。また仲間(劇団員)も募集している様で、メンバーの殆どが未経験で入団との事で、いつでも参加OKと言う緩やかな雰囲気の中で稽古や練習を楽しむ事も出来る様です。
現在中高年の年齢にある方で第二の青春を謳歌したい方など応募してみてはいかがでしょうか?
『中高年ゲキアツ劇団IKKl』ホームページ
http://gekidanikki.com/sp/
私などもいつの間にやら参加して「スーダラ節」でも歌い踊る様になっているかも知れません(笑)
( ̄▽ ̄;)
合掌