昨日は午後より、ヒーリングルーム吉祥にて個人様を対象としたグラウンディング講座を開催しました。
私がスピリチュアルな世界に入り、初めて「エネルギーバンパイア」と言う言葉に出くわした時、過去には極道の世界にいた私などは、悪いたとえで言うならば「ケツの毛までムシリ取り」関わる人間を破綻、破滅させずにはおかぬ業の深い人間の生き様を、男の姿にも女の姿にも見てきた事もあり、エネルギーバンパイアと言う語源が何故か可愛いものにさえ聞こえたものでした。
特定の人との関わりに於いて、エネルギーの変調や消耗を感じる、または強いるエネルギーを向けられている様で耐えられないとか、生き霊や念を向けられている様だとか、こうした事などもエネルギーバンパイアがもたらすものとして話す風潮なども、スピリチュアルな世界の住人の傾向としてある様ですが…
でも、こうした見方と言うものも、本当に深刻なエネルギーの侵害、侵奪を受けている場合は別としても、人によっては自らの癒されていない親との関係性や幼少期に受けたイジメなどによる心の傷から派生している場合もある様で、スピリチュアルに名を借りた制限ある人の見方としてその人間のフィルターと化してしまい、自分に都合が悪ければ…
「あの人と私ではエネルギーが違うんだ」とか…
「エネルギーバンパイアの〇〇さんから、サイキックコードを刺されているから、私の体調が悪くてしかたない」とか…
（※実際にこうしたケースはある）
揚げ句の果ては「あの人がエネルギーバンパイアだから私のやる事がうまくいかない」などと…
「自分のふがいなさも何もかも原因は他者にあり」と言わんばかりに自己への罪悪感や恐れを否認し他者に投影するパターンにはまりこみ、「エネルギーバンパイア」の名の元に拒絶を繰り返し、心の安堵を得られずに悩んでいる方もいる様です。
人間には強い時もあれば弱い時もあり、誰に対しても聖人君子とはなかなかいかないものです。
お互いに氣が合わない、または明らかにそれが言葉であれ、エネルギーであれ、侵害を感じたならば実らぬご縁と距離を置き、疎遠になるのも致し方ない事でもあります。
でも、そんな時でもエネルギーバンパイアに見えるその人間にさえ、本来誰しにもある神性、仏性はあるのであり、何らかの要因からそうした光を曇らせ忘れているのだと言う事を共感や同情ではなく理解している事はとても大切な事でもあります。
サイキックなプロテクトばかりを先行させたり重視してしまうと、人によっては癒されていない自分のトラウマを人に投影し、ブロックする事にばかりそれが発揮されてしまう場合がある様で注意も必要な様です。
私が教えるグラウンディング講座では、場所や人のエネルギーの影響を受けぬ為の「セパレート」と言うエネルギースキルを教えさせて頂いたりもしますが、まずは人を価値判断する自分の思考パターンや、その元となる「画像」をクリアリングする事を実践して頂くのが常となっています。
スピリチュアルが提供する様々な価値判断、スピ用語と言うものも、格好のエゴの隠れ蓑になる事もあるもので…
「人としてどうなのか？」と言う事は、スピリチュアルな教師が自らにも問いかけていかなければならない事の様です。
合掌
