※大会終了後のスナップ、向かって左より愚僧、小沢隆禅道会主席師範、浪崎純本大会実行委員長、作家櫻庭雅文氏の面々です。
本日は午前中より全日本RF武道空手道選手権大会に友人である作家の櫻庭雅文さん と共に来賓として招かれ参加してきました。
どの試合も打つ、蹴り、投げる、寝技、絞め、関節と、格闘技の全てを網羅したかの様なエキサイティングな内容でした。
この大会を主催する禅道会空手は今や世界各国に支部を持ち、この日も多くの外国選手の姿を見たものです。この禅道会の創始者、小沢隆主席師範は、以前、私のサロンを訪れヒーリングセッションやグラウンディングセミナーをお受けになるなど、武道家としてばかりでなく精神世界にも造詣の深い方でもあります。
※3年前に吉祥を訪れてくださった際の小沢さんへのヒーリングセッションのヒトコマ
また小沢さんは、 引きこもりやニート、社会や学校、家庭にさえ順応出来ない若者をサポートするディヤーナ国際学園 (NPO法人)の名誉学園長を務め、若者の自立再生支援に力を入れている方でもあります。
以前、私のサロンを訪れた際に「若者をサポートする上で、どんなに相手が暴れ様とも、暴力を振るう事なく、護身術の観点から完全に相手の動きを封じて抑え込んでしまいます。その時間が長い事もあるのですが、それが若者とかえって良いコミュニケーションとなり、若者が心を開いてくれる時もあります」と笑って仰っていたものでしたが…
今日の選手権の試合を見ていると、まさにそれを裏打ちするかの様な、優しさの裏に厳しさありで、自らも怪我をせず、相手にも怪我をさせず事を収めてしまう究極の護身術として完成されたものがあればこそのものを感じるばかりでした。
それにしてもミレニアムの時期から無敗を誇ったと言う女性選手が、デモストレーションで裂迫の気合いと共にブロックを拳で叩き割ったものでしたが、私も櫻庭さんも、この女性の粉砕したブロックの破片が来賓席のこちらまで飛んでくるのではとヒヤヒヤする程の迫力でした(笑)
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自らの限界を乗り越えた果てに体得したと思われる技の応酬も素晴らしかったてすが、試合終了後のある面アットホームとも言える相手選手を労る姿なども垣間見られ、礼に始まり礼に終る武道の精神…私なども小、中学生の頃は柔道などもしており、鮮やかな青畳の会場を見ている内に、柔道少年だった頃を懐かしく思い出した愚僧であります。