☆天使やアセンデッドマスターから癒しを待つばかりじゃダメなの?…ヒーリング私記

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癒されるべきポイントと言うもの…対面セッションなどではお客様が自ら語られる事の中にしっかり答えが用意されている場合が多いものです。

夫婦の問題は今の世の中を考えれば当然多いものですが、夫や妻に伝えれば逆ギレされる、声高に罵られる、全く取り合ってもらえない等etc…
だからそのやりきれないモヤモヤをヒーリングやセッションで取り除いて欲しい、あるいはヒーリングで何かエネルギーに変容が起きて、配偶者の方に変化が現れて欲しいと望んでヒーラーやスピリチュアルカウンセラーの元を訪れる方は多いのかも知れません。

チチンプイプイの魔法の様にヒーリングに奇跡を期待したい、人間らしい切なる感情ではあります。
例えば…長い夫婦生活に於いて、旦那は出稼ぎや単身赴任で長期の留守、これも一つの夫婦の形と割りきってもどこかに燻り続ける疼き…それでも子供の世話や成長に自分を向ける事で長い間見ぬふりをしてきても、子供が成人し家から出て行くとまたどうしようもない空虚感に陥ってしまう自分…出張先の旦那に「寂しい」と言えば「今さら何を言ってるんだよ、この仕事のお陰でメシが食べられている事くらい、お前だってわかっているだろ!」と電話口で逆ギレされ、これがトラウマとなり、身体に不調まできたす始末、こうしたパターンを訴えるお客様はこれまで本当に多かった様な気がします。

単身赴任、長期出張、もちろん家族を守る為、出世栄達の為に身を粉にして働いている御仁は多いに違いありません。
でも、その出張先で妻の知らない『帝国』を築いているのも男だったりするものです。

いつの間にやら出張先の支社の社員の女性と関係を持つ、または出張先でたまたま連れて行かれた飲食店やスナックで働く女性とデキてしまう等…第二の性を謳歌している場合も多い事、それこそ配偶者の待つ自宅から遠く離れた地であるからこそ出来る事であり、こうした味を一度占めてしまうと、妻の訴えに耳を貸して、多少給料が減っても、妻の待つ自宅から通える範囲での職探しなどもっての他になるのも、スピリチュアルな観点から言えば、快楽や肉体にだけ目を向けさせ、スビリットや魂としての夫婦やパートナーの意味から目をそむけさせるエゴが作用している事でもあるのです。

でも、等同に「亭主元気で留守が良い!」とばかりに、旦那の出張や出稼ぎの間、不倫や浮気を重ねる女性も多い事…ここにも男の「まさかウチの女房が?」「ここ何年も化粧一つしたのを見たこともないあいつが浮気なんてあるわけない!」と言う様な思い込みがあったりするもので、女性を指して「灰になるまで女」とは、けだし名言で…長い間一緒にいる内にただの同居人と化してしまい、「まぐあい」など遠い昔の事で、まだ妻の女の部分が枯れてなどいない事を知らぬは夫ばかりなりであるケースも多い事、鳥にも求愛ダンスがある様に、自分に興味の失せた旦那よりも、何らかの出会いからフィーリングの合う相手などから女として認められ求愛されれば、気持ちがそちらに傾くと言うのも人間らしい姿ではあります。そんな女性にとっての旦那観は…

「今ではお互い空気の様な存在だしね、多分浮気しているって言っても驚かないよあの人、アハハ」
( ̄∇ ̄*)

「あの人とは今では友達感覚だからさ、夜の方もさっぱり無いし、向こうはむこうで好き勝手やってもらって全然構わないんだけどね」など…
( ̄~ ̄;)

自らの罪悪感を埋めるかの様にトレンドなワードまでを持ち出しで片付け様とする傾向もある様ですが、その小さな罪悪感は積もり重なり、発露する日を待つ事になります。事故や病気、あるいは子供への事故やアクシデントにそれが投影される可能性さえある事を多くの方が知りません。

私は不倫を一概に否定しません。DV夫からの緊急避難、配偶者を凌ぐ魂の絆と言うものがそこにある場合も認められるからです。でも、多くの場合、不倫の当事者は勿論、お互いの配偶者までを含め、大きな葛藤をもたらす赦しのレッスンとなることに必定なものがあります。

「不倫がどうしたって、別に罪悪感なんかこれっポッチもないよ」
((( ̄へ ̄井)

「だって夫ではなくて彼の方が今生ではソウルメイトなんだからしょうがないでしょ!身体の相性もいいし」
(/≧◇≦\)

「結婚なんて制度にそもそも無理があるんだから、楽しめばいいじゃんその時々をさ、それってスピリチュアルじゃないの?」
ヽ( ̄▽ ̄)ノ

色んな理屈で人間は自分の内面を固塗し、論陣を張るものです。でも、胸の奥の奥の声はどうなのでしょうか?そこに影がなければ見事ですが、その内なる声こそが人を傷つける事も自分を傷つけるに他ならない全てが一つである事を教える源泉でもあるのです。その奥にある疼きが浮気の暴露劇や時には刃傷沙汰、地に足のつかない落ち着かない日常、事故や病気までを引き寄せる磁石になっている事に於いて誰も特別な人はいません。

私は極道当時、ネオンきらめく繁華街を歩いていると、ヤクザは夜光虫の様だと思えた時があったものですが、何軒も飲み歩いた後、看板の消えた明け方の繁華街を歩いていると、道路の両脇に積まれたゴミ袋、路上のゴミ、酔い客の嘔吐した汚物、それをついばみに来ているカラスの姿ばかりが目に入り、快楽とか虚栄などと言うものの真実を見せられている様な気がしたものです。快楽と苦痛がコインの裏表の様に一つのものである事に気付いたのは、この時よりずっと後、スピリチュアルな世界で気付きと学びを重ねた後でした。

冒頭のケースに戻りますが、長期出張や出稼ぎに行っている夫に、例えば、子育ても済んで成人して立派に送り出したのだから、夫婦水入らずでこれから先の人生を身近なスペースで共に暮らしたいと言う事が道理から外れた事なのでしょうか?

こうした事から夫側に暴力(言葉も、最近は妻側の暴力の事例も)を振るわれる事があれば、夫婦としての大前提を問い直す機会が訪れているものと、自分一人で判断出来ない場合は信頼出来る周囲の助けを借りてでも、決断すべき時かも知れません。こんな時にヒーリングやリーディングのセッションを受けて癒されたいと思うのも無理からぬ事ではあ
りますが、相手の暴力が怖ければ人を介在させてでも決断をしなければ、その人に安堵をもたらす深い癒やしが起きないのもこれまた真実でもあります。

また、仕事を変える不安や給与の減額などから無理だと配偶者が逆ギレする様に言い出し話にならないケースも多い様で、こんな時も相手の動揺や表情、言動を観察する事で、こちらに言えない事情を引っ隠しているのが漠然とわかる時もあるので、よく注意していると良いのです。

僻地に暮らしている場合などのケースでは無理があるかも知れませんが、夫婦二人力を合わせれば充分可能な事である場合も多いのではないでしょうか?
離れたままの生活をお互いが良しとしているならそれも大いに結構ですが、片方が寂しさを感じているならお互い縁あっての夫婦であり、共に暮らす話をする事は大切な事でもあるはずです。

なんだかんだと理屈を付けている内に、年老いて枯れて行く人間、離れていつまでも堅固にいると思っていた連れ合いが、いつ旅立って向こう(あの世)に行ってしまうかは、身体の中にいる内は分からない私達人間でもあるのです。

最近、80は過ぎていると思われる老夫婦が、駅で私の前をお揃いの帽子をかぶりリュックを背負い、歩いている姿を見かけたものですが、とても相手をいたわるかの様な優しいエネルギーに包まれていて、素敵な姿に映った愚僧であります。

合掌

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