★正仙の水子供養…ヒーリング私記

私なども極道の世界にいた若い頃、夜の世界に働く女性などが、愛する男の子供をみごもりながらも、稼げど稼げど、見栄と虚勢を張る事に金が消えいく自分の男の姿に、家庭や父親の二文字を重ね合わせるのは無理とはわかっていても、微かな希望にすがる様にそれを告げるも…
｢お前わかってるだろ？子供にマンマ食べさせる余裕なんかどこにあるんだよ？堕ろしてこいや｣と非情な言葉を吐かれ、泣く泣く子供をおろしに行ってきたと語る女性の姿や…

水商売や風俗の世界に生きる女性も生きんが為に、サバイバルにその世界で闘っている事に他ならず、若さゆえに、自分の身体をいたわる事もしなければ妊娠してもドライな感覚で中絶手術を繰り返したが為に、本気で愛する人が出来て身籠った時に、切迫流産など、流産の癖がついてしまい、子を宿す事の出来ない事態に涙し、それまでの自分を悔いる女性の姿なども垣間見てきた様な気がします。

水子供養…水子に関してはお寺によっても諸説考え方の違いがあり、一概にこうだと言うつもりはありません。
でも、私の元においでになった方で水子の霊障を訴える方等のケースを見ると、堕胎した水子の霊に祟られていると言うよりも、自分自身の経済的状況やその時の都合で身勝手に中絶したと言う罪悪感が滓の様にたまり…
そうした想念(エネルギー)に感応する未成仏の霊などを引き寄せ(これも引き寄せの法則の内)憑依を受けてしまい、それを水子の霊からもたらされる霊障や祟りとご本人が信じているケースが殆どでした。

中絶手術をする全ての女性がそうだとは言いませんが、子供をおろす時と言うのは、人生の灰汁が出ている様な変化の時期にそれが重なっているケースも多く、人によっては男性から、ＤＶ(ドメスティックバイオレンス)を受けた時の光景や、その後の恋人や配偶者との破局や別れ、堕胎手術する時に金具で子宮から掻き出される感覚やその音までがセットになった｢画像｣としてトラウマ化され、その方に恐れをもたらし、鬱の様な精神状態や、慢性の疾患等にプログラミングされている場合も多い様です。

人によっては、まるで昔で言うところの間引きするかの様に、幼き子供の命を奪ったと自らを裁く様に自責の念を持ち続け、心穏やかに幸せに生きる事を自らブロックしてしまっている方などもいるもので、こうした方が私の元にヒーリングを受けに訪れた場合など、胸骨にあるハートチャクラと言う愛に関わるエネルギーセンターを浄化している内に、そうした記憶にも癒しがもたらされる為か、とめどなく涙を流される場合などもあります。

またこうした苦しみを持つ方と言うのは、自分のご両親に対しても生前何ら｢孝行できなかった｣｢報いる事ができなかった｣と言う後悔を強く持っている様な場合も多いもので、これが堕胎した罪悪感とリンクし、その人に深い影を落としている様な場合もあるものです。

この様な方をオーラリーディングして行く時、｢苦の娑婆｣と私達の生きる世界を観じ、愛別離苦にとらわれやすい人間の業を説いた釈迦の教えに触れる様な想いがする時があります。

｢水子の祟りなど無い｣と言ったところでその渦中にある方の心に響くものではありません。何らかのそうした自分から決別し、リフレッシュする為の心の作業が必要な時があります。
水子の事が頭から離れなかったり、その事から障りを受けていると感じる様な時は水子供養を受けに行かれると良いと思います。

それがきっと自身の禊(みそぎ)やけじめとなり、新たなスタートへ後押しする節目になる事と思います。
(但し、他の要因までをこじつけて脅しあげ縛りにかける様なところへは行かぬ様に寺、拝み屋なども選定は慎重に)

私のところではセッションとして水子供養はうたっておりませんが、ご希望があればリーディングやヒーリングのセッションの後で、水子の供養法をお勤めさせて頂いております。
水子の事で人知れず悩んでいる方など、ぜひ気軽にご連絡頂ければ幸いです。