昨日でまる六年でした

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昨日、2月22日は、六年前に私が初めてアメブロを書き始めたその日でした。それは同時にそれまで、お年寄りなどを対象に行っていた無料でのヒーリングセッションから、有料のセッションへシフトしたその日でもあります。そんな記念すべき昨日、ヒーリングルームを標す玄関の表札を新しい物に替えたのでした。

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年月と共に緑青も出ている古い表札を外す時には色んな感慨が湧き上がりました。今まで本当に色んな方が、この玄関をくぐってくださったものです。

セッションに訪れてくださる方との刹那の出会いと別れ、玄関の横にあって、この表札は見つめていた様な気がします。

話しは変わって…
先日「深夜食堂」と言う映画のDVDを借りてきて観ました。主演の小林薫は私の好きな俳優でもありますが、この映画、繁華街の片隅で真夜中から始まるめし屋に訪れる客との交流や人間模様を描いたもので、大上段に振りかぶったドラマ性は無くとも、人の心情の機微や温かさを等身大に描いていて、見終わった後でホッと人の暖かさを感じさせるそんな映画でした。

その映画の中で小林薫扮する食堂の主人が「いいんじゃないか、そんな自分を許してあげても…」と客に諭す場面があります。これは勿論映画、まして食堂の亭主のセリフでもあります。でも、それは私自身これまでのセッションの中で、語り口調やトーンこそ違えども、何度となくお話しさせて頂いた事でもありました。

人が誰かを憎いと言う時…そこには相手を許す事の出来ぬ自分こそを憎む気持ちが潜んでいたりします。複雑に人間社会が絡み合う現代に於いては、自らのアイディンティティー(尊厳)が否定される過度の怖れなどが、他者への攻撃や、逆に過剰な自己憐憫やウツ、自傷行為や果ては薬物への依存の根の部分を形成したり、そこに配偶者や、恋人や家族、友人や上司からの暴力(言葉や雰囲気も)やイジメが重なるケースも多く、別に精神疾患などではなくとも、この世界に自分の居場所が無いと頑なに信じたり、自らの出生を呪ったりと、切迫する怖れでいっぱいいっぱいになりながらも、辛うじてリアルなふりを装い生きている人が多い事は、日々のセッションで本当に痛感させられる時があるものです。

子供から大人までが競い合い、過当競争、適者生存の力学が幅を利かせるこの世界であり、繊細な心の襞(ひだ)を持つ人間などは本当に生きづらい、当たり前に生きる事が許されぬかの様な私達人間の生きる娑婆であります。
私は過去には極道の世界で生きておりましたが、その当時から、仕事に貴賤が無い事は勿論、本当は人間の魂に上も下も無いと思っていた様なところがあり、それは密教僧侶ヒーラーとして活動する現在も変わりません。

誰しも、神仏の子としての輝ける光を持っている事に於いて等同であります。それを何らかの恐れで曇らせてしまう時、事故や病気、依存症、対人不和等、様々な不調和や誤創造を引き起こしてしまうのかも知れません。こんなタイミングで私の元を訪れる方もいれば、新たな環境や仕事への転身、愛する人との別離など、人生の分岐点やターニングポイントで訪れてくださる方も多かったりします。

私などは「高リピート率のヒーリングサロン」などと評される柄でもなければ、むしろ「自分を救うのは自分自身である」事に気付いて頂ける様なセッションやセミナーを心掛けたいとするものであり、しっかり地に足を着け、自分の人生は自分で創造する事に気付くお手伝いをさせて頂くのが本意であります。そう言う意味では、いつも一期一会の心境で、お客様の話しを傾聴した後は、不安や恐れ、問題と思っている事をお客様と共に、今この瞬間この時にフォーカスする事により、今を生きる上で必要な気付きや癒しをもたらすお手伝いや働きをこれからもしたいと願うばかりの私がいます。

人間、知らず知らずの内に我慢や無理がたたり、身体が悲鳴をあげたり、人と良い関係が築けなかったり、自分がどこにいるのか分からなくなってしまう時があるものです。

そんな心の垢が溜まってしまった時は、ぜひ、吉祥へお越しになってください。どんな地獄の沙汰を聞いてもドン引きする事はありません。
きっと、明日への指針を得るお手伝いが出来る事と思います。

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癒され、笑顔で帰って行かれるお客様の背中をこれからも見続けて行きたいと想う愚僧であります。

読者の皆さん!今後ともよろしくお願い致します。

合掌

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