★爆音の果てに見た光明…佐藤誠司さんへのヒーリングを終えて

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※吉祥ヒーリングセッションの模様です。ご本人様の了承を得て写真文章(実名も含む)を掲載しています。

昭和40年生まれの私が中学生当時などは、頭をリーゼントやパンチパーマ、アフローヘアなどにしたツッパリ少年が、薄っぺらに潰した学生カバンを片手に群れる様に闊歩している姿が見れたそんな時代でもありました。
当時は誰がワルガキで誰が真面目なのか?一目瞭然にわかるものがあったものです。

またその頃は校内暴力や暴走族による事件が連鎖する様に多発し、教育の荒廃が叫ばれ、そんな世相を反映してか、TVでは武田鉄矢主演による『3年B組金八先生』が共感を呼ぶ、そんな時代でもありました。

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私と共に写真に写る佐藤誠司さんは、そんなツッパリ全盛の頃、中学時には太田、世田谷、品川、荒川、川崎にまでまたがる27校にも及ぶ中学校の総番長として、また中学生にして約2000人の暴走族の総長として、TVから週刊誌にまでセンセーショナルに取り上げられた人物でもあります。

当時、中学生にして犯罪のカリスマの様相を見せる佐藤さんに、当然の如く極道社会からもスカウトがあった様ですが、抗争などヤクザの助っ人は引き受けても、自らはヤクザな道に進む事なく、成人を契機に真面目に堅気として生きて行く事を決意した様です。

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しかしこの直後、佐藤さんに魔の刻が訪れたのです。

電気関係の仕事に付き、高圧電流が流れる電線の点検作業をしている時にそれは起きたのでした。
共に作業をしていた上司が何を思ったのか?電流のスイッチを入れると言う、してはならぬミスを犯し、6600ボルトの電流を一身に浴びた佐藤さんだったのです。

落雷の様な閃光を見た瞬間に意識を失い、それでもその僅かな刹那、両目を手で覆う機転があった為に「目だけは失明せずにすみました」とこの時の状況を明るく語る佐藤さんでしたが…
6600ボルトの電流を浴びる事は普通であれば即死、身体を溶かす様な火傷を負う為に生存不可能なレベルでもあるのです。

全身大火傷で意識を失い、病院の手術台に運ばれた時は朦朧とする意識の中で、手術の為麻酔を打たれたら二度と生きて目を覚ます事はないものを感じたと言う佐藤さんに、担当医師は「必ず手術は成功させるから心配するな!」と励まし約束したと言います。

これが佐藤さんにとって、数奇な運命の始まりだったのかも知れません。
一命を取り留める手術は成功したものの、この医師はまるで佐藤さんの業(カルマ)を引き受けるかの様にその後数日して亡くなってしまったのです。

この後、体力の回復と共にリハビリに取り組むものの、火傷により硬直し引き攣る皮膚、グローブの様に腫れ上がり動かぬ手足、一日中離れる事のない無数の針で刺される様な疼痛、そしてあまりにも変わり果てた自分の姿から生じる喪失感に「俺が真面目に生き様と思ったからこんな目にあったんじゃねえのか?こんな事ならとことん裏の世界で生きてやりゃよかった…」と、どうにもならぬ身の上を恨んだ事もいくたびか…
火傷の痛みから、寝る事も起きる事もままならぬ自分に嫌気がさし、病院の窓から飛び降り様にも、思う様に動かぬその身体に、生き永らえる事の地獄さえ垣間見てきた佐藤さんだったのです。

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でも、ある時より一見不幸に思える自分の体験にも、何か深遠な意味があるに違いないと思う様になった佐藤さんに、様々な素晴らしい出会いが訪れる様になったのです。

外見は変わろうとも、中学生当時27校の総番長として、2000人の暴走族の総長になった、その火の玉の様な根性やバイタリティ、人の面倒見の良さは失われる事なく、現在では、自身の半生を語るセルフストーリーオペラ「奇跡の出会い」や、学校や被災地での講演活動など、様々な悩みや苦しみを持つ方を癒し救う為の活動へとそれは昇華されて行った様です。

共通の友人がいた事から、佐藤さんのお話しを聞く機会も多く、また佐藤さんにしても同様だった様で、今回ヒーリングセッションと言う形にはなりましたが、満を持しての出会いの感のあった私でした。

今でも火傷の痛みから睡眠中も2時間に一度は目が覚めると言う佐藤さんに、二日間に渡る包括的なヒーリングセッションを行い、ご自分でも痛みを癒し緩和出来るヒーリングの伝授などもさせて頂いたのですが、セッション二日目の今日、ヒーリングに入る前に、体調の変化やヒーリングの感想などを聞いてみると…

東日本大震災被災地での講演活動を続けている内に、何かに憑かれたとしか思えぬ様な、心身共に抜け出す事の出来ぬ、疲労と消耗のスパイラルに入っていた事を正直に語って下さった佐藤さんでした。

今までチャネラーの方などに相談する機会もあった様ですが「私には手に負いかねる」とにべもない返事だったりで、出口の見えないものを感じている矢先の私のサロンでのセッションとなった様で、「私は言葉で表現する事が下手で何て言っていいのかわかりませんが…」と感想を語り始めた佐藤さんでしたが、二日目のセッション終了を待たずして、長い間憑きものの様に感じていた疲労や倦怠感が消えている事や、昨日は帰宅早々、私が伝授した自己ヒーリングを早速試した瞬間に、身体の痛みも忘れ爆睡した事を笑顔で話して下さるのでした。

セッションは私情を交えずヒーリングの結果を手放し、中立な視点で行うのがヒーラーでもあります。
でも、地獄さえ垣間見てきた人の生き様や姿と言うのは、それ自体が人に希望や勇気を与える説法を為すもので…
そんな方の人生の節目のお手伝いが出来たと思える様な会心の感想を頂ける時と言うのは、ヒーラーとしても人間としてもとても嬉しいものです。

学校の講演などで講堂の壇上で佐藤さんが「私は元暴走族の総長でした。」と自らの半生を語り始める時…
それまでワイワイガヤガヤと騒がしかった場内がシーンと静まりかえると言います。
そしてヤンキーな生徒こそ喰い入る様に
聞き入る様子が壇上にいる佐藤さんには手に取る様にわかるそうです。

また、佐藤さんの波乱の人生を語る講演を聞く事により、それまで周りを心配させた自殺願望のある若者なども、思いを新たに生き直すケースなども報告されている様です。

その存在自体が祝福であり、癒しであり、希望であり勇気である、そんな光りの使者を間近に見た様な思いのした愚僧であります。

合掌

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