私はセクシャルカウンセラーをしている訳ではありませんが、お客様より様々な性の悩みをお聞きする事があります。
そうした話しをお聞きする時、世間でよく言われる仮面夫婦と言う言葉なども性格の不一致などよりも、性の不一致によるものが殆どではないかとさえ思えるほどです。
夫婦お互いが、口に出来ぬ性のダイナミズムやヴァリエーションを秘めている事など夢にも知らず…
『まさかウチの人に限ってそんな変態な欲求があるわけがない!』
(´゚艸゚)∵
『まさかウチのやつが事もあろうに、SMなど興味があるはずがないではないか!』
((o(*≧д≦)o))
と思いたいのも無理からぬところであります。
でも、セッションなどで時折、自らの性癖を赤裸々に語るお客様の姿を見る時、その外見からは伺い知れない意外性と言うものには瞠目すべきものがあります。
女性の場合はMを自称する方も多く、不倫相手とサドマゾの世界で言うところの主従関係に陥り、夫には友達の様な好感は持っていても、まったく空気の様な存在で、性的対象ではないと語る人も…
相談内容も、そうした事からくる良心の呵責に根差したものかと思いきやそうではなく、憚る事なく『ご主人様』と呼ぶ、不倫相手の男性の体調や仕事の心配に終始するケースもあったりするものです。
(;´Д`)
またその逆に自称Sの女王様のセッションをした事もありますが開口一番その女性は『正仙サンが以前いた業界の人もテンコ盛りでいらっしゃいますよ♪Mのお客さんで…クフフ』と明るく言い放つのでした。
『クフフって…』
(((;゚д゚)))
でもこの女性不思議なもので、オーラリーディングをして行くと、心理カウンセラーの方に見られる様なエネルギーをしていたものです。
それを言うと…『この仕事をしていると、相手の目を見ただけで、SかMかわかる様になってしまいます。』と話すこの女性、ご本人の趣味と実益の部分も当然あっての事なのでしょうが(笑)幼少時の父親とのトラウマから派生している男性像を克服すべく、その仕事を選んでいる様にも私には見受けられたものです。
足フェチとはよく耳にする言葉でもありますが、そうしたフェチズムにも、例えば、幼少時に母親の足元を見上げて育った記憶と言うものが潜在意識に沈澱し、影響を及ぼしている場合もある様です。
セッションを終えて『男の人って見栄があるから自分がSだと思い込みたいのでしょうね…。なんだかんだ言っても、私は社会の大きな仕事は男がするものだと思うし、女が男に勝てるのって正直これしかないと思って入ったんです(笑)でも、男の人が奥様には見せられぬ欲求を解消しに来る姿を見る時、可愛くもあり、可哀相だなとも思ってしまう時があります。』と語る自称Sの女王様でしたが…
でも、こんなところにも案外夫婦円満の秘訣と言うものもあるのかも知れません。
お互いの性的嗜好をOPENにし、語り合う事も大切な事なのかも知れません。
断られたらどうしよう?変態だと思われたらどうしよう?と恐れ、その欲求を他の相手に見出だし、ひそかに配偶者に対する罪悪感に浸るぐらいなら、愛するパートナーに、真摯な態度で理解を求めても良いのではないでしょうか?
『下半身に人格は無い』とはけだし名言でもありますが、冬の夜長、ご夫婦や恋人の間での変態談義も、仲良く円満の為とあれば、神もニンマリと微笑むのではないでしょうか?
合掌