バスを待っていると、突如の雨…
日中までの晴天が嘘の様に降り始めた鉄砲雨と雷に…
慌てて家に傘を取りに戻ろうとすると…たまたま玄関先に出ていたバス停近所の喫茶店のマスターが『あっ!こんちは!雨が凄いですね傘を持っていきますか?』と声をかけてくれました。
おかげでたいして濡れる事なく、傘を手にバス停に引き返す事が出来たのでした…。
こんな刹那の雨が気がつかせてくれる時があります…
人生の雨や風が吹く時も、いつも傘を貸してくれる人がいた事を…
自分の思う様に行かぬ事が続いたりで、心がささくれ立ってしまうと…日頃、自分が経験している人から受ける小さな親切、小さな奇跡にも気が付かなくなってしまう私達人間でもあります。
雨男の私かも知れませんが…
時に噎せる様な若草の香りを連れてくる雨が…
時に錆の匂いをもたらす雨が…
好きなのかも知れません…。
少々足袋は濡れましたが、出張に行ってまいります。
合掌