恐妻家こそ夫婦円満の秘訣?!②

『歴史は夜作られる』と云う格言がある様に、男性に対する女性の影響は計り知れないものがある様に思います。

御多分に漏れず、それは私が以前に居たヤクザの世界も一緒なのかも知れません。

自分とソリが合わないからといって、夫に付いてきている人間の批判を、寝物語よろしく夫に吹き込む様な女性はヤクザの女房として失格でもあります。

またこうした事を鵜呑みにしている様な男では組織も衰退してしまうものです。

自分の下にいる舎弟や若い衆の事で、「むかっあの馬鹿野郎!!タダじゃ許さん!」と怒り心頭に達している時に…

側にいた姐さんと呼ばれる女性が「お父さん!それは違うでしょう…」となだめ、夫の知らないその人間の持つ美点さえ説いて聞かせ、事なきを得たケースもあるものです。

またヤクザといっても若い内はタバコ銭にも不自由するもので、私にもそうした時期があり、当時『姐さん』と呼んでいた人がそうした事を知ってか知らずか…

『お父ちゃんには言わなくて言いから、これ持っておきなさい。』と黙って小遣いを渡してくれた時の有り難さ…

身に染みたものでした。

それがどんな仕事であっても…

側にいる妻という女性は、夫の周囲の人間や従業員の感情の変化といった男性では見えづらい微細な部分を見てくれるありがたい存在でもあるのです。

霊的なスキルを勉強されている方は、住む家が自分のオーラを成している事にお気づきかも知れません。

自分の妻に暴力を振るったり、(DV)虐げる行いが頻繁にあると、相手と共に自分のエネルギーバランスを崩すだけでなく、家の中の潤滑油の働きをする女性性のエネルギーを破壊してしまい…

家の中に冷たく重苦しいエネルギーが蔓延してしまいます。

またこうした状況は、仕事や人間関係の全てに伝播し、悪影響を及ぼす傾向があります。

インドではマザー(女神)信仰が盛んで、女神の恩寵を受ける事が出来なければ何事も成就出来ないという考え方があります。

例え男性といえども…何かを掴む獲得するという様な男性性のエネルギーと共に…

愛し慈しみ育むと云う女性性のエネルギーのバランスで成り立っている生き物でもあります。

ですから、配偶者に限らず女性を傷つける行為というのは、自分の女性性を傷つける事に他ならない事でもあり…

こうした事を習慣化してしまうと…例えば、会社での人間関係で優しさや思いやりを欠き、厳しさばかりを人に押し付けトラブルに発展させてしまったり…

仕事の取り引き等から、指摘されたミスに柔軟な対応が出来ず、契約を破棄されてしまう等、実利的な部分でも被害が出るのです。

また子供のいる家庭であれば、子供の成長に悪影響を与える事は必至でもあり…

お互い天文学的な確率の中で、縁あって今世で一緒になった夫婦の意味を考える時…

奥サンを大切にし過ぎてもバチはあたりません(笑)

徹底的にお互いサポートしあい、話し合いが必要なケースを除けば、奥サンとケンカに成りそうな時も、相手の言い分は出来るだけ通してやったらいいのかも知れません。

口喧嘩になり、腹が立つのは、大抵奥サンに図星を突かれているからではないでしょうか?笑

こちらが素直に聞く事で、相手も素直になり始めるものです。

子供さんからも『全くウチのお父さんはお母さんに頭が上がらないんだから!」と思われている位でちょうどいいのかも知れません。

またそうした親の姿を見た子供はとても、おおらかな物おじしない子供に育って行くものです。

帰宅してきたご主人に思わず、家計のやりくりの不満を口に出しケンカになる時…

ご主人は今日会社で上司から小言を言われた事とリンクさせ腹が立ったのかも知れず…

会社では奥サンの知らない苦労や姿もあるはずです。

そこのところを汲んで頂き、言いたい不満をチョットこらえて、晩酌のおかずを一品でも増やして出してあげたらどうでしょうか?

ご主人が喜び、明日からまた張り切って働く事は間違いありません!笑

男は妻や子供に『男としての姿』は見せる時にピシャリ!と見せればそれでいいのです。

夫婦とはお互いに足したりひいたりする事なく、男と女から妻と夫へ、そして霊性のパートナーへと、その時々のあるがままのお互いの姿を認め、愛し合う事が円満の秘訣なのかも知れません。

合掌

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