五月の滝行を終えて

                        

カレーでお馴染みニューガネーシャのマスターもすっかり滝行者が板についております(笑)

一昨日、不動明王ご縁日の28日は恒例の滝行という事で導師を勤めてまいりました

早朝、自坊を出る際には小雨なども降る東京の空でしたが、参加される方などに同乗してもらい向かう内に気持の良い快晴へ転じ、陽光降り注ぐ中での気持の良い滝行となりました。

よく晴れ男、雨男などとも言われますが、天気の確率にたまたま出くわしたものをさもありなんに揶揄しているものもあるかも知れませんが(笑)私などは極道当時は典型的な雨男で、何処かへ行こうと車などを洗車した先から雨が降るなどという事も枚挙に暇がないほどでした(笑)でも、それも私の内面の変化変容によるものなのか、今では何処へ行くにも天気に恵まれる様になりました。
一昨日の滝行、今までで一番と思われる程の陽の光に反射したミストが虚空に舞い上がり、欄干の上より見学していた方(数名の方)などもマイナスイオンを浴びてさぞや気持ち良かったのではないかと思うものです。この日の滝は水量も多く直瀑に激しいものもあり、五月といえど水は冷たく、毎回、滝行の際は冷水に打たれる事から体調に異変を来さぬ様、準備体操を入念に指揮して頂いたり、滝入りの際は進列の先頭にて印金を鳴らして頂くなどレギュラーメンバーでもある空手道禅道会、西川享助さんの道場生の方なども数名参加していたものでしたが、初参加の黒帯を巻く方なども『滝行、こんな過酷なものとは思っていませんでした。雑念も色々出てきました』と、終了後など正直な感想を口にされていたものです

心身不二とも言いますが、水遊びとは違う滝行、心身の状態を教えてくれるもので、何かしら葛藤があったり迷いの最中にあったりすると直瀑が厳しいものに襲いくるものの様に感じられたり、心ここにあらずで滝の中に入れば滝の強い水流に弾き飛ばされる事にもなりかねません。当然、体調の悪い時や不摂生続きでも同様で水はいっそう冷たく感じられ踏ん張りも効かなくなってしまうもので、こうした事の無き様、滝入りする際の心得やドレスコードとでも言うべき護身法をお授けして、全身の毛穴をキュッと締めて頂く様なイメージで滝に入って頂くものです。

また滝の冷水に打たれている内に水の冷たさも忘れ滝の衝撃を感じつつも一種の恍惚とした状態になり、時の経つのを忘れ私なども一人で滝の中央をいつまでも独占せぬ様(笑)参加された方のローテーションに気をつけているものですが、むしろ滝の外側にいる人間の方が寒く感じるもので、濡れた滝行衣を身に纏っている事から体温を奪われやすく、こうした事から掛け声や御真言は勿論ですが、スクワットで両手を天空に突き上げる『天突き体操』なども『よいしょーよいしょー』と合間合間に入れる様にしているものです。

この日は見学にて撮影と温泉や食事の手配などをしてくれたまきちゃんこと森麻喜さん、彼女は長年の医療現場での従事者でもあり、参加される方の体調などにも気を付けて頂いております。

また、私同様、元極道にして真言僧の関口道薫さん、毎回滝入り前日の滝の様子を動画でお知らせ頂き、この日も進列時には法螺貝を吹き、皆さんが滝に打たれている間も声明を唱え一心不乱に銅鑼を打ち鳴らして頂くなど、私の所へ初めて来て頂いてより五年が経過しておりますが、月日経てども献身的な姿勢に変わりなく暴の文字を坊に変えて坊力団の絆を感じる方でもあります。

今回も皆さんと共に良い滝を頂戴する事が出来ました。

滝行でご一緒した皆さん、有り難うございました!

 

合掌

読者登録してね

 

 

密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰

かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。

あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に

愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。

タイトルとURLをコピーしました