※入滝時の写真や動画など、他の方が撮影したものを掲載しております。
一昨日は前日までの悪天候から一転して初夏の様な陽気の中、皆さんと共に恒例の塩川滝での滝行に導師として参加してまいりました。
今回は入滝する前に塩川滝にゆかりの深い八菅神社などにもご挨拶をさせて頂いたものでしたが、いにしえの時代には八菅修験の霊山として興隆の歴史などもあった神社で、昨日なども地元の少年野球の選手達が訓練を兼ねて元気な掛け声を上げて駆け登っていた258段(数えてくれた方あり笑)の階段を一行で踏破し、本殿前に到達すると、修験の霊地独特の氣に満たされたものがあり、護摩堂が残されている他、至るところに神仏習合の名残りを感じさせるものがありました。
八菅神社
【御祭神】
国常立命(くにとこたちのみこと)
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
誉田別命(ほんだわけのみこと)
金山毘古命(かなやまびこのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
天忍穂耳命(おめのおしほみみのみこと)
いにしえの時代の行者など、この八菅神社での参拝を済ませ、当時舗装などもされていない道を歩き、冬の最中なども塩川滝にて行に励んでいたであろう光景などを思い浮かべながら神社を後にしたものです。
続いて塩川神社前にて、入滝に至る心構えなどをお話しさせて頂いた後、護身法などをお授けし、空手道禅道会、東京支部長の西川享助氏による準備体操を行った後は、
六根清浄大祓他、心経一巻、不動経、各真言などを拝殿前にて読誦奏上し、滝の結界、作法などを行ったあとで皆さんに入滝して頂きました。
毎回参加する方に気付きを及ぼす滝行ですが、今回は参加された方皆さんが、水量の多さばかりではなく、今までで随一とも言える水流の厳しさや激しさを体感しておられた様で、ドンドンドンと水流の塊に脳天を殴られるかの様な感覚を感じたものです。滝壺からの風圧も強く、水煙が入滝する人を覆い隠してしまう歴史ある行場としての素顔を見せつけるかの様に感じた昨日の塩川滝でした。
参加された方達よりお菓子やレトルトカレーを頂戴しました。
一昨日、塩川滝でご一緒した皆さん、有り難うございました!
合掌