あるリフォーム業者が私に『僕は仏教の事よく分からないのですが、仏像にお坊さんが心と言うのか、魂を入れたりする儀式がありますよね?』と聞くので、『開眼供養の事だね』と答えると、
『共通する事か分かりませんが、家も不思議なもので、住む人間がいない空き家になると、みるみる傷んで朽ちるのが早く感じるもので、やっぱり住む人間の氣と言うのか熱量みたいなものに家自体影響受けているのでは?と思う事が度々あります』と話していたもので、やはり同じ様な事を他の業者からも聞いた事のある私でした。
でも、これは何も家に限った事では無く、生身の肉体を持つ我々人間も同様であり、何らかの要因から失意や絶望など、抜け殻の様に心を失う期間が長いと、身体も傷み(痛み)病や事故を誘発しやすくなる様で、私が極道当時なども逮捕勾留から刑務所での服役を体験した人間が、自由を失う絶望から短期間で頭髪が真っ白になった話しをしていたものでしたが、良くも悪くも肉体は心の影響をてきめんに受けるものであり、『心に身体はついてくる』とはよく言わせて頂く事でもあります。
健康に気を付け、身体のメンテナンスも勿論大切ですが、かたや心を失い、また怒りや憎しみ執着などから心を汚している様では本末転倒、庇を貸して母屋を取られるに等しいものがあり、勝手きままに動き回る心の性質を理解し、何が自分の安心や心の平和を阻害しているのか?観察し向き合う事がとても大切な事でもあります。
私はグラウンディングを自分の講座などでレクチャーさせて頂いておりますが、グラウンディングと言うと、よく言われる『地に足を着ける』キャッチフレーズそのままに安定した体感だけをイメージする方が多い様です。
でも、人間には毎瞬発生する自我の投影とでも言うべき、感情を伴うメンタルイメージ(画像)があり、このクリーニング無くして、自らの中心に在って地に足を着ける事は不可能であり(継続しての)私のグラウンディング講座では内面のクリアリングも実習などを通してしっかりと体得して頂ける様指導させて頂いているものです。
合掌

密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰
かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。
あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に
愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。