キャッシュフロークワドラントからマインドフロークワドラントへ

先日、ある方のお誘いでアナログな私(笑)からすれば場違いとも思える経済関連のお話しを聞いてきました。
ITの世界で成功を収め大企業にも貢献し功績のある方の話しで、さすが世界の眺め方が違うと感心させられたものです。
私は株などはやりませんが、それでも11月の米大統領選までは乱高下し何か操作されているものもあるのでは?と思っていたものですが、納得出来る推論もあり、世界の経済を動かしているものは何なのか?今後10年で消えゆく職業、年金の破綻の可能性に至るまで幅広い洞察、提言でとても興味深い内容でした。
この方の話しの中でロバートキヨサキの著書『金持ち父さん貧乏父さん』について触れていたものです。この本を読んで投資家を志した方も多いのではないでしょうか。私がこの本を読んだのは獄中で、内容は労働者(E)自営業(S) ビジネスオーナー(B)投資家(I)をキャッシュフロー・クワドラントと四つの区分に分けての解説で、簡単に言えば、お金に働いてもらって自由を得る事へシフトする事を提言する内容ですが、当時は現役のヤクザの組長でもあった私であり、手前味噌な解釈で『極道なんてのは悪い奴ら、法に触れる稼ぎをする奴らの上前を跳ねるカスリ取りが身上だから投資家に等しいや』なんて嘯いていたものです(笑)でも、その実際はどんなに大金を掴もうともその世界での出世栄達に恵まれ様とも、生殺与奪権を組織に握られた究極の宮仕えとでも言うべきものがヤクザだった様な気がするものです。
奇麗ごと抜きで金を目の前にした時の骨肉の争いさえ繰り広げる人間の変貌『地獄の沙汰も金次第』とは極道の世界で生きていると、ことある毎に見せつけられる世界観であり、毒にもなれば薬にもなる金の魔力というのは過去に極道の世界に生きた私にとって肌身に滲みたものがあります。
でも、坊主となった今では、お金はあって困るものでなし、人間、霞を食べて生きて行く事は出来ぬのだから、心が邪にならぬ程度の分相応な収入を有り難く頂戴すれば良しという心持ちになっているもので、無から有を生み出すが如く大きく稼いでやろうなどと言うロマンが、一晩の夢で終わる事もあれば(笑)上手くせしめても正負の法則の如く大事な何物かを奪われてしまうかの様な事象は私自身体験してきた事でもあります。勿論、私が過去に生きた極道や裏社会での稼ぎなど悪因悪果、悪銭身につかずのたとえそのままでもありますが、全うに生き、お金を貯め人生を謳歌し長生きするつもりが、ある日ポックリ逝ってしまい、妻や子供の為にと思って蓄えた金や資産がとんでもない相克の種、ドロドロとした争いを生み、血の繋がった親族こそが他人以上の他人の顔を見せる冷酷な場面なども極道当時に立ち会ったもので、人間、何を優先順位として生きるのか?殊勝な考えなど不要な極道当時でさえも突き付けられる様な想いにさせられたものです。

こうした昔の体験、経験もあり、ましてや僧侶、ヒーラーとして活動する今となっては昔の言葉で言わせて頂くなら金儲けのペテン(アイディア、機転)が働きません(笑)
(物を売ったりも苦手です)

金持ち父さん貧乏父さんに見るキャッシュフロークワドラントに見る経済的な自由と言うものも、無明、無知から気付き、悟り、安心、解脱と言う様な不安や怖れ、葛藤から抜け出し安心を得る精神世界での区分に私の中で変換されているものがあり、それはマインドフロークワドラントとでも命名出来るものかも知れません。

 

合掌      

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密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰

かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。

あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に

愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。

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