『完璧主義の画像』を手放すと言う学び。誰しも上の空で『完璧にはいかねえよ』くらいのワードは口にする。
人が仕事や競う何かで失敗したり人間関係で躓いたりした時に慰める様にこの言葉を発するものですが、自分の怒りや葛藤の対象に対しては感情のままに鉄槌を下すかの様に確信的で独善的で、疑い省みる余地さえ自分に与えないのも人間です。
思考を支える思考がある事は良く知られていますが、何事にも完璧を求める鋳型の強い人は『人の為』『失敗は許されない』など、周囲を感心させる表層の裏で、自らのアイディンティティを失う恐怖に苛まれ、心理的にハンドルの遊びが無い状態に自らを追い込むパターンなどがある為、怒りや葛藤の対象に対して、また自分に対しても、そのエネルギーを反転させるかの様に向け続け、停滞からなかなか抜け出せないものがある事など、これまでのセッションのケースで、様々にも人の中に見てきた事でもあります。
無常の因果律に生きる私達人間は基本、うまくいかない事だらけの中で活かされていると理解し深刻さを捨て、柔軟にしたたかに笑顔忘れずに過ごしたいものです。
ケセラセラ