昨日は築地本願寺ブティストホールへ『中高年ゲキアツ劇団IKKl』による演劇&レビューショーを観に行ってきました。
友人が出演している事からこれまでも何度か観に行っている私ですが、
昨日はレビューショーの前は「だって、体育祭まであと五日だよ」と言う演劇などもあり、コミカルタッチな演技で笑いを誘いながらもしっかり筋の通った内容で…もうだいぶ前の映画ですが、竹内結子と草薙剛の主演した「黄泉がえり」を少し思わせるものがありました。舞台設定が昭和47年と私がまだ子供の頃でもあり、「ちょうちんブルマー」や健康器具の「スタイリー、電話ください」など今の時代では死語と化した(笑)懐かしい表記やコマーシャルのワード、格好で役者さんが演じていて観ていて楽しいものがありましたが、ラストにどんでん返し的に自分が実は体育祭の前に死んでいた事に気付かされる高校生の姿、またそれを知りながらも存命中と変わりなく接していた友人の姿にホロリとくる内容でした。
後半は劇団IKKl恒例のレビューショー、昭和懐かしの歌謡オンパレードでしたが、この日の選曲は…
①六本木心中
②ファンキーモンキーベイビー
③明治チェルシー
④キッスは目にして
⑤虹をわたって
⑥夢想花
⑦ドリフ全員集合
⑧河内のおっさんの唄
⑨いいもんだな故郷は
⑩キューティーハニー
⑪熱き心に
など懐かしい歌が続きました。「もひとつチェルシー♪」の懐かしいコマーシャルのイントロ、明治チェルシーなど小学生の頃、遠足の時に持っていった事などを思い出したものです(笑)
平成も今年が最後となり感慨深いものがありますが、平成に入ってからだって素晴らしい楽曲はたくさん耳にしてきているはずなのに、純情多感な子供の頃に聞いた昭和歌謡やコマーシャルソングのイントロと言うのはしっかり刻まれるかの様に覚えていると言うのも不思議なもので…「河内のおっさんの唄」が流行った頃と言うのは漫画「花の応援団」をよく読んでいたなどとも思い出したものでしたが(笑)歌はその時々の情景を鮮やかに脳裏に連れてくるものです。
この日も演劇、レビュー共に出演者は全員が40代後半から60代までの中高年、観劇に来られた方達もほぼ同世代の方の様にお見受け出来、昭和の時代お茶の間を賑わした歌謡曲のオンパレードに懐古の情を掻き立てられ、舞台の上で歌い踊る中高年の紳士、淑(熟)女の姿に、まだまだイケる、まだまだ頑張れると第二の青春の躍動感を(笑)重ねる人が多い事、舞台を見るその表情に明らかなものを感じた愚僧であります。
『中高年ゲキアツ劇団IKKl』次回開催は来年3月浅草アミューズミュージアムでの公演が決定している様です。仲間(劇団員)も募集している様で、メンバーの殆どが未経験で入団との事で、いつでも参加OKと言う緩やかな雰囲気の中で稽古や練習を楽しむ事も出来る様です。
現在中高年の年齢にある方で第二の青春を謳歌したい方など応募してみてはいかがでしょうか?
『中高年ゲキアツ劇団IKKl』ホームページ
http://gekidanikki.com/sp/
合掌