※ヒーリング時の動画、写真、実名など了承を得て掲載しています。
昨日は「江の島大師」の名前で親しまれ、著名人に弟子の多い事でもつとに知られる高野山真言宗最福寺・池口恵観住職の元で出家得度し(在家出家者として活動)現在は仕事で汗を流す傍ら、お寺の護摩行に励む日々を過ごされている齋藤邦恭さんが吉祥を訪れてくださいました。
齋藤さんも私同様かつては極道の世界に生きた人間で、六度にも渡る服役を体験するなど、その歩みには一般のお寺の僧侶などとは明らかに異質なものがあります。地元では名の通った筋金入りのワルとして暴走族から正業に就き仕事をするものの、何度となく喧嘩など事件を起こし服役するなど、自然な流れで学生時代からの先輩が組長を務める組へ「ゲソを付け」極道の世界に足を踏み入れた齋藤さんだった様です。地元の暴走族からヤクザになる流れと言うのは、少年育成条例や現在の様な暴排条例がなかった昭和の時代なども多く見られたパターンでもありました。
※ゲソを付ける(ゲソ→下足・元々草鞋を脱ぐの意味があり、ヤクザの組や一家に所属する事を指す隠語)
しかしながら揚げ足の取り合いの様な極道の世界に於いて、ハードな諸行無常を目の当たりにして行く内に元々が優しい心根を持つ齋藤さんでもあり、最後の服役時にヤクザからの離脱を決意し、出所後は一念発起して正業に就き現在に至った様です。でも、齋藤さんの場合、現役の極道だった頃より信仰心があり、お寺とのご縁があった事などにも興味深いものがあり、そうした事を考えるとその後に於ける出家得度なども約束されたものがあったのかも知れません。
かつての服役の原因でもあった薬物への誘惑も、護摩の炎で浄化するかの様に行に励んできた齋藤さんでもあり、二年前に来られた時よりもはるかに安心の度合いを深めているものをお見受け出来た私でもありました。
音楽の才能などもあり、お寺の護摩行で法楽太鼓の代わりにラテンのリズム全快のコンガでリズムに乗り伴奏する姿など、動画で見ていても見事にマッチしたものがあり、型にとらわれぬ斬新な感覚もお持ちの様で、子供の頃より好きな音楽の活動を今後も続けて行きたいと話してくれた齋藤さんでした。
お会いしたのは二年ぶりでしたが、時折電話などもくれ邪気の無い天真爛漫なその声を聞くとやんちゃな弟の様にも思えるものですが、そんな私も元極道で綺麗事抜きの無頼の世界に生きた身…そんな私が「先生」と呼ばれるのはどこかしらおこがましく分に過ぎる事の様にも思え、それをお話ししても、初めてお会いした時から変わる事の無いこの人の応答にも、愚直で純粋な人柄を感じるばかりの愚僧でした。
早速齋藤さんがヒーリング時のご感想等メールにて送ってくださいましたのでご紹介したいと思います。
(了承を得て掲載しています)
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今日は高野山東京別院 池口恵観法主 密教特別講演会の後に、元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった渡部正仙先生の御自坊、大元吉祥堂を訪ねました。
約二年ぶりに霊気に満ちた応接間で身体から光を放っている正仙先生としばし歓談後にヒーリングをして頂きました✨
目を閉じるとその昔大麻草を摂取したときのように見える気の流れ…
身体は熱くなり、浄化され、気の流れ(七色の気の光)が澄んでいく…
加持祈祷とは違う法力だ!!
中盤から大元帥明王真言を心中で唱えて、その後、孔雀明王真言を唱えました。最初、光の玉が見え始め小さなものが縦に重なっていましたが、壇中の前で一つになってレインボー水晶のように虹色に光って渦巻いていました。
あっ!終わったな!と思ったときには身体は軽くなり、温かく優しい気持ちになりました。
※壇中(だんちゅう・胸の中央)
ヒーリングが終わった後に「新世界です!!恐れ入りました!!!」とお伝えしました。
ヒーリングを終えてからは流石元極道の親分は私のネクタイの趣味を見抜きとても素敵なベルサーチとフェラガモのネクタイ2本をプレゼントしてくれました✨
私が本堂で大元帥明王を拝みたいと申し出て、正仙先生と一緒に般若心経をお唱えさせて頂いたときには完全に僧侶様のお姿にまたまた驚きました。
食事にも誘ってくださり中華料理をご馳走になった上に駅まで車で送って頂きました。この元親分さん、半端じゃないな!
癒しと温かいオーラ、元極道から密教僧侶ヒーラーになったこの方を慕うファンが多いのがよく分かりました。
本当に楽しい時間を過ごさせて頂き有難うございました!
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合掌