今日は私の友人でもあり、同じお寺の一門の後輩でもある 新垣玄龍さん が自坊を訪ねてきてくださいました。
この方も私同様元極道、かつては沖縄の地にて武闘派の組長として裏社会で名を馳せた人間でした。しかし、ある時より心の疼き、無常感にとらわれる様になり、一念発起し仏門入りを決意したのです。
写真を見て頂くとわかりますが、二年前に私の元に初めて訪れた時と現在では別人の感さえあります。
単に痩せたと言う事ばかりでなく、気付きと学びを重ね、内面から削ぎ落とされたものは外見にも現れるものです。
今日は玄龍さんに現在学んでいると言うアレクサンダー・テクニークを施術してもらいましたが、とても心地よく、筋肉が緩んだ事からか私の純日本人的な短い足も少し長くなった様な気がしたものです(笑)
私も時間があることから、かねてより機会あればと思っていたグラウンディングの伝授やヒーリングのアチューメントをさせて頂いたのでした。
その後は千駄ヶ谷の某出版社へ…玄龍さんと行うイベントの打ち合わせで行ったのですが、そこで出版社の方と余談を交え色々と話したのでしたが…
その中で、やはり引き寄せ関連のセミナーは人気が集まると言う事を出版社の方が話してくれたものです。でも…私も玄龍さんも、アウトレイジな世界を生きた人間であり、見栄や虚勢、駆け引きや打算、裏切りや画策、金が魔物であり、金を目の前にした時の人間の業も、力を誇る人間の栄枯盛衰も、そこに関わる人間の寂しい末路や顛末なども見てきているのであり、豊かさや望む何かを得て自己実現をしようとする成功哲学や自己啓発とは逆説的なアンチ引き寄せの法則を過去には垣間見てきたのです。
そんな私達にとって、心の平安（安心）の無いところに真の豊かさはあり得ないと言う事は、内に外に油断ならぬ八方にサバイバルな世界を生きたからこそ、本当に肌身に凍みて分かるものがあります。
※一昨年の大阪出張セッションに於ける玄龍さんとのトークライブのヒトコマ
極道から僧侶へ…そんな二人が奏でるイベントがこの出版社のイベントルームで6月に開催する事が決定しました。
詳細は後日告知いたしますが、きっと訪れた方の心に響く何かをお渡し出来る事と思います。
乞うご期待！
合掌
