カレー談義から坊主Barの夜へ!四ツ谷にて

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昨日は夕方より、四ツ谷でヒーラーの友人達とカレーの会でした。(笑)

そのあとで…

前より一度は行って見たいと思っていた、坊主Barへと皆さんと繰り出したのでした。

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四ツ谷三丁目の路地を入り、小さいスナックや飲食店が点在する、風情を感じさせる通りの奥に、そのお店はありました。

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店内には、仏壇や仏具に曼陀羅などの仏画も置いてあり、一般のBarとは、また一味違う趣に惹かれてか、すでに満席状態でもあります。

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『いらっしゃいませ!』と作務衣姿で注文を取りに来たこの方は、現役の真言宗の僧侶で、東京近郊のお寺にお勤めの中、週に2日~3日、坊主Barに出勤されているとの事で…

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※友人の注文した般若湯(日本酒)

メニューは朱印帳、チャージ料は拝観料としてあり(笑)お酒やカクテルの種類も豊富で、その名前も『血の池地獄』など、すべて仏教にちなんだ命名がされており…
私もお大師様(弘法大師・空海)の法脈の末席を穢す真言宗僧侶でもあり、すかさず『空海の焼酎』を水割り梅干し入りでお願いしたのでした。(笑)
(^^ゞ

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この方は坊主Barのマスターで、浄土真宗の僧侶として各地を講演してまわるなど、精力的な活動をされている方でもある様です。

前出の若い僧侶さんが、店内の片隅に置かれる仏壇の蝋燭に火を灯し、お線香を香炉に立てたかと思うと…
ショーパブのショータイムならぬ、坊主Barの読経、説法タイムが始まりました。

薄暗い照明、ウィスキーやバーボン、カクテルのなどの酒がカウンターに並ぶ店内に、りんを鳴らす音と共に始まった読経は、これまたミスマッチながら、そこが味のある響きをもたらしている様にさえ思えたものです。
(((;゚д゚)))

浄土真宗のお経で言えば、仏説阿弥陀経などが、よく知られるところでもありますが、実は日本の仏教は、各宗派共通のお経と言うものが無い事はあまり知られていない事でもあったりします。

読経が終わり、お店のマスターが、お客様より質問を受ける説法タイムが始まりましたが、さすが各地のお寺などでも講演されている事もあってか、ユーモアの中にも、味わい深い話しをする御仁でもありました。

『仕事が楽しくないと感じたり、プレッシャーを感じたりするのは、今の仕事に私が向いていないせいでしょうか?』と質問する女性に…

『仕事が楽しければそれに越した事はありませんが、仕事は必ずしも、楽しくなければいけないものなのでしょうか?仕事で、プレッシャーや緊張を感じたりする事は悪い事なのでしょうか?そこからまず考えてみられたらいかがでしょうか?』と言う言葉から始まった坊主Barマスターの説法…

とかく転職などに心動かされがちになる若い方達に、心の向き合い方を説く内容の様にも思え、聞いてる私にも、明快なものがありました。

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読経時、浄土真宗のお経である為か、お経を唱える抑揚も真言宗とは違う為に、なかなか声に出してついて行く事の出来なかった若き僧侶でしたが…
経本を手にしながら、目で追い、一生懸命に唱え様とするその様は、健気で純粋な姿に思えたものです。

今では喫茶店でランチタイム時などに、声明ライブをされる僧侶の方達もいる様で、新しい時代の斬新な僧侶の形と言うものも、益々現れてくるものを感じながら、坊主Barを後にした私でした。

合掌

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