正仙の愛説法…感謝と引き寄せ

※吉祥講話会にて

『正仙さん、もし今の私にお金があれば…明日の生活費に困る事のないお金があれば、二度とお金の心配をせずにいる事が出来たなら、すべてに感謝する事が出来るし、友達とも、家族とも仲良くして行く事が出来るに違いありません…』と以前、私にお話ししてくれた方がいました。
(´ﾟ艸ﾟ)∵

お金がなく、せつない状態を『ノドが渇く』と、極道の世界にいた頃、隠語で話していた私でもあります（笑）

お金が無い時、明日の家賃の支払いや、借金の返済に追われている時、人の心はささくれ立ち『重要』と書かれた支払いの催告書がポストに投函されているのを見れば、尚更にこちらが困窮している状態をまるで見定めて、それらが届いている様にさえ思え…

…

腹立たしく思えたり、やるせなくなるのも人間でもあります。
（(o(*≧д≦)o))

こんな時…感謝がもたらす引き寄せの功徳や真理を説く本は世の中に引く手あまたなれど、そうした過去に目にした素晴らしい本の内容も…

どこかで成功している人間達が吹聴しているだけの自分とは縁無き代物と、心を閉ざしてしまうのもまた私達人間でもあります。
(=_=;))

人間…順風満帆にすべてがうまく行っている時、疲れる事を知らず、心に余裕がある事から、あらゆる事象や周りの方達に感謝もしやすいものです。

物事がうまく行っている時に疲れを知らぬのは、人間にとって、ある面たやすい事なのかも知れません…。

でも、こうした感謝や自らの内にある思考やイマジネーションを用いて現実に投げかける『引き寄せの法則』の真骨頂とは、良い状態をさらに大きくプラスに転じる働きもあるのでしょうが…

貧困や困窮した状態の時こそ、小さな事からでも自分の思考や感情やイメージが、そしてそれに伴う行動が、現実を伴なって、自分にフィードバックしてくるそれを掴み取り、自分の中で追認して行くそのプロセスにある様な気がしてなりません。

万事にお金があれば…と考えてしまうのも私達人間でもあります。

しかしながら、こうした時、『お金ありきの自分』であり、主体性をお金に譲り渡してしまう受け身の姿勢であると共に、透視カウンセリングの見地で言うと、エネルギーレベルでもお金に自分のエネルギーを張り付け消耗し、新しい展開や情報を呼び込む事の出来ぬ固さを生み出してしまったりもします。
(((;ﾟдﾟ)))

そもそも今ある自分に貧しい、貧乏だ、ダメな人間だ、何をやってもうまく行かぬetcと意味を与え定義しているのは、他ならぬ自分ではないのでしょうか？

『アタシ貧乏だからさ』

『仕事がさっぱりみつからねえや！』

『アタシ身体が悪くてさ～』

などとと言う言葉を常日頃口グセの様に他者に言う事や自分の中で煩悶する事は、紛れもなくそれを希望するものとして宇宙に宣言している事に他ならず…

宇宙（神）に創造する知性やフィールドと言うものがあれば、それを『本人が望み希望するもの』として受け取り、現実としてもたらす働きがある事は、疑いの余地のない事の様に思えます。

こうした事を知る時、初めは気後れもあるかも知れませんが、ポストに届く光熱費などの支払いの請求書なども、自分が豊かに資源を活用している証しとして届く賞状の様なものだと思うのも良いのかも知れません…。

もしくは、先々自分に振込まれる小切手だと思うのも良いのかも知れません…公共機関の支払いの請求書も、集金に来る方達も、あなたが抱える大変さは知らずにやってきます。

そうした時、自分の心に曇りを生じさせているのは他ならぬ自分でしかないと言う事…

そんな事を思う時、いつも決まった日時に『新聞の集金でーす！』とやって来るおじさんにも、今まであれば『まったくもう！インターホン越しに集金なんて言わなくてもわかっているわよ！』と無愛想だったのが…
(｀Д´)(・д・)

『この人も働く立場上で来ているんだよね…』

『この人だって、家庭があり一生懸命なんだよね…』と、少しは慈しみの思いも出てきたりもして…笑

素直に『ご苦労さま～』と声をかける事も出来るのかも知れません…。

冒頭の感謝の功徳と言うものは、実はこんな身近なところにあるのかも知れません…。

神社仏閣に行き高尚な思いで手を合わせる時ばかりが、感謝ではない事、忘れたくないものです。

感謝する姿勢は、池に放った石つぶてが描く同心円の様に周りに伝播していきます。

何か自分に都合の良い事に巡りあえたから感謝するばかりでなく、こちらから感謝の想いを向ける事、伝えるところに感謝がもたらされる事…

何か自分にとって好ましい事に出会えた時ばかり笑顔になるのではなく、自分自身が笑顔であり微笑みであるところに笑顔や微笑みがもたらされる事…

これはすべてを貫く宇宙の黄金律の様な気がします。

ただ、それさえも、それが一時的な受け売りの方便なのか？日常の中に浸透しているものなのか？絶え間なく内なる神、内なる眼と言うものは、人間の理性や表層意識を超えたところで見ている様な気がします。

感謝も引き寄せの法則も『書棚でホコリをかぶった本にしてしまうのか？』実践し、『身体の一部にしてしまうのか？』他の身につけたスキルと同様に、それは私達自身に、一瞬、一瞬、宇宙が問いかけて来ている事に違いありません。

合掌