おはようございます。

夜明け前の瞑想を終えて、これより毘沙門天の供養法を勤修致します。

今日は大聖毘沙門天の御縁日…
自坊の毘沙門天は、今でこそ不動明王と共に大元帥明王の脇持を勤めて頂いていますが、実は私が得度前よりの長いお付き合いなのです。

私の心の変転を余すところなく眺めてきた仏でもあり…
私にとって格別愛着のある仏尊でもあります。

今まで毘沙門天には随分と助けられて来たに違いありません。

大難は小難に、小難は無事に…

得度前に何かに導かれるかの様に始めた行(お勤め)と言うもの…
その当初などは、やたら手前勝手な願い事ばかりしたものでした。

しかしある時ハタと気付いたのです。
自分の祈りというものが、いかにエゴに満ちて傲慢な物であるかという事に…

般若心経を唱える時、そこに観音様の無条件な慈悲や優しいエネルギーを感じる様で…
そんな時、自分の至らぬ未熟さや弱さに気付かされる様でもあり、胸に込み上げてきてしまい、お経にならない時もありました。

それから幾年月…極道あがりの私でも、有り難く仏門にご縁を頂き、日々のお勤めでは、ご縁ある方達や日本に生きる方達、果ては世界に生きる方達まで…
皆様に守護と導きを与えてくださり有り難うございます。

「世界の生きとし生けるもの全てが幸せであります様に」と感謝の気持ちをお伝えした後に…

「大日如来の一員として、我をお役立てください」と願うばかりの毎日です。

私の記事を読みコメントやメッセージを下さる方や読者登録をして下さる方達、本当に感謝しております。

皆様の、災難消除、福徳円満を小さな自坊よりお祈り申し上げます。

夜叉や魔軍さえもその眷属として従え、福徳の女神吉祥天を妃とする毘沙門天は、きっと皆様の為に縦横無尽な働きをして下さると思います。

合掌

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