よく、困難やピンチに陥った時に自分が尊敬する偉人やリスペクトしている人物と自分を重ね合わせる様に『あの人だったらこんな状況にどの様な対処をするだろうか？』と考える事で、問題やトラブルを解決する上で良い閃きが出たり、行動の後押しとなる事など知られていたりもします。
角度の違う事ではありますが、たとえばスピリチュアルな世界では暗い夜道を歩くのが怖い時などに虎や豹のエネルギーと自分を同化して歩くなどと言う技法もあります。
困難やピンチに陥った時のリリーフ的な同化の方法と言うのは主に仕事やビジネスに向けられるものが大きい様な気がします。でも、それを日常全般に意識して用いたらどうでしょうか？
私達は日常様々な試練に遭遇したりもします。些細にも重大にも。
家族間は勿論、恋愛関係にあるパートナー、職場での人間関係、友人、または出先でのトラブルなど、感情の虜になったり、緊張を強いられたり、または欲望そのままに行動し失敗したりと、不可抗力で相手に原因がある様ではあっても、動じない自分に成りたい、それでいながら、相手を問責してギャフンと言わせたい欲求がムクムク湧いてきて葛藤のるつぼに入ってしまうのも人間のさがと言うものかも知れません(笑)
こんな時、たとえば悟りの賢者や霊性万能と思えるマスターと自分を同化させて見ると言うのはいかがでしょうか？
お釈迦様やイエス・キリストでも良いし、お不動様や観音様、または神道の神々、はたまた大天使ミカエルなど、普段より親しみを感じている存在をイメージして見ると良いかも知れません。
でも、。
人間と言うのは残念ながら、あまりにも高次で高貴な存在はたまに手を合わせて拝むには良くとも日頃自分と同化させるにはリアル感に乏しく、さっさと飽きてしまうぐうたらな一面があるものです。
それならば、たとえば美女の誉れ高い女優の北川景子ならいかがでしょうか?(笑)(勿論、他の誰かでも構いません)
結婚もし、スキャンダルに足を掬われぬ様、油断無く役者として励んでいるものも感じられ、好感の持てる女優さんですが、
ここで言う同化の方法に於いての北川景子は、イメージとしての外見(具体的には両眼だけですが)はそれであっても、中身は北川景子にあらず(笑)自分自身のカルマから過去世、未来世、性格から癖、課題となっている事など何から何まで熟知しているハイアーセルフ(内なる神、内なる教師)の化身として北川景子のイメージを用いるものです。
本来、聖霊、ホーリースピリットなどとも言われるハイアーセルフは姿形を持たず、その人の霊的レベルに沿ってガイダンスをもたらす存在と言われていますが、分かりやすく親しみやすいイメージとして女優のイメージを用いるもので、人間のエゴに違いありませんが、多少はエゴの頭を撫でつつも霊性の学びをしなければならないのも人間世界であり、ハイアーセルフも笑って許してくれようと言うものです。
北川景子と言っても全身をイメージする必要はありません。顔、特にあのパチリとした両の目をイメージし、自分の側頭部や頭頂部、または自分の目と重ね合わせるかの様なイメージで意識して見ます。この時点で物の３分とイメージを持ち続ける事が出来ず、走り回る心に翻弄されている事を知るのも学びと言うものかも知れません。
人と会う時、家族の話を聞く時、会社でのプレゼンなど緊張する場面に於いても意識して見る。車に乗る時も同乗しているイメージを持つ。トラブルやアクシデントに直面した時も意識の片隅に置く。妄想が暴走しそうな時にもイメージして見る。被害者意識や人を呪う様な気持ちになった時なども。
そうした時、フィードバックされるものに注意を払って見てください。
いつもだったら機械的に感情的に反応していた事にも変化があるでしょうか？(内面に於いて)
または怒りや葛藤を感じつつも反応せずにその場を退席する事に促されたりもするでしょうか？
車での無理な車線割り込みにも窓を開けて相手を怒鳴りたい時、そのイメージがどの様な作用をもたらすでしょうか？
心臓がバクバクする様なトラブルやアクシデントの時もそのイメージが同伴していると知る時、迅速な対応や目まぐるしい時間の流れではあっても、心の中はどうでしょうか？
いつも脳裏に流れ込むノイズそのままに被害者になったり加害者になったり、ネガティブリサーチしたり、走り回る心はあいも変わらずでしょうか？
これはイメージを用いた目を開けながらにしての瞑想法にもなるもので、このケースで言うならば、北川景子の両眼を意識するだけでも思考の暴走、自我の投影からの葛藤を防ぐ働きさえするものです。
仏教に於いて仏像に精を入れる事を開眼供養などとも言いますが、こうしたイメージを堅持する習慣を持つ事で、ハイアーセルフや高次の存在と言われる媒介としての働きを機能させるのも貴方自身が自らイメージに行う開眼と言えるものかも知れません。
ただ、それは現世利益や豊かさを成就させる窓口ではなく、心の平和や均衡を損なわず、日々発生している生滅変化の因果法則、無常の作用を受けて感情のままに脱線し、いたずらにカルマを増やす事の無き様、橋頭堡たる働きがそのメインと心得られると良いかも知れません。でも、時折は心の訓練から生じる至福を伴う大きな贈り物を頂けるのもこの娑婆でもあります。
合掌
密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰
かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。
あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に
愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。
