『引き寄せの法則』に関する書籍は書店の自己啓発や精神世界のコーナーに行けば目のやり場に困るほど置かれていたりするものですが(笑)このヴァジム・ゼランドの書いた『振り子の法則』はロシアなどではロングセラーの人気でも日本では知る人も少ない様です。
私がスピリチュアルに足を踏み入れた時期に読んだ本ですが『引き寄せの法則』に限って言うならば、いまだこの本を超える内容の書籍には出会っていません。
引き寄せにありがちな目標を設定して願望をイメージしアファメーションを唱えると言うものとは違い、この本のタイトルの『振り子』とは人間のエゴ(自我)を指したものであり、私がブログなどで書く私達人間が日々体験する『赦しのレッスン』なども『事あるごとにちょっかいを出してくる振り子』として解説されている他、文中『過剰ポテンシャル』で表現される内容など、意図される願望に貼り付ける深刻さや過剰な感情の入れ込みが『達成や成就を向こうに追いやってしまう』諸行無常(無情)が書かれており『それが重要だと思う想いの丈のハードルを下ろす』内容など、従来の引き寄せのセオリーから考えれば逆転の発想なども示されていてとても納得出来るものがあります。
人間の快、不快の波に於ける過ごし方や思考の転換などハイアーセルフ(内なる神・教師)との関わりも小刻みに書かれていたりして(笑)とても斬新な内容です。
もう数年前になりますが、私が引きこもりや不登校、家庭内暴力の若者を大学卒業までサポートさせて頂いた時など、思考の在り方に意識が向きはじめたこの若者に手元にあったこの本をプレゼントしたものでしたが、表紙やページなどそれこそ手垢がついて汚れる程に繰り返し読んでいたもので、そんな事からも私の中で記憶に残る本です。
引き寄せの法則に関する本などエゴの解説が希薄で頓挫してしまう人が多かったりしますが、『引き寄せで宝クジの大当り!』的な次元とは違うものの(笑)この本は心豊かに生きると言う点に於いて即効性が見込める内容で、日々心の拠り所を求めている方などにぜひオススメの内容です。
※続く写真の2冊は『振り子の法則』の続編で実践編とでも言うべき内容です。
※現在、絶版の為Amazonで購入の場合等少々お値段も高いかもしれません。
合掌