先ほどバス停にてお客様をお送りいたしました。最近は家庭内暴力や引きこもりの子供を持つ親御さんのご相談を受けるケースも多くなりましたが…
小さい頃には素直で可愛かった我が子が、物を投げたり、家の物を壊したり親にさえ殴りかからんとするその姿を見る時、我が子がモンスターの様に見えて、何をどうしたら良いのか?途方に暮れる親御さんも今の時世多い様です。
でも、で家庭内暴力と云うものも、自己の抑圧からの解放のプロセスから起きる場合もあり、心の汗をかいている状態、一概に悪いと言うものでもありません。酷いケースでは緊急避難の意味でも親御さんが司法を介在させる勇気も必要となってくる場合などもありますが、親がそのまた親から受け継いだ躾(体罰を含む)への見直しを我が子の姿に見せられたりと、送り出したものはいつか受けとらなければならぬこの娑婆(シャバ・人間世界)での因果律は、長年の親子にも生じている事まざまざと感じさせられる時があります。
子供の頃は親から躾と称して時には感情のままに叩かれたり(子供は特に親の感情のブレのある八つ当たりの様な体罰は克明に覚えている)、怒られた経験から、「自分が親になったらこんな親になってたまるか!」と思えば思うほどに、抗えば抗うほどに、いつの間にか親になった自分が我が子に対して「それ」になってしまっている事に気付かされたり、それが認めたくなくてさらに子供と亀裂を深め、葛藤を抱えたりと、今までもそんなお話しを聞くにつけ、人間とはどこまでも本質には嘘をつけぬ弱くも正直な生き物である事を感じる事の多い愚僧であります。
今日お越し頂いた方には私なりのアドバイスもさせて頂いたものですが、これからのご家族の歩みが穏やかなものになる様祈るばかりです。
今日はこれより別のご家庭へ訪問してのサポートへ行ってまいります。
合掌