来月8日、キンドルより出版する電子書籍の表紙です。
日頃見慣れた、自坊本尊の大元帥明王(だいげんすいみょうおう)ですが、こうして見ると迫力を感じるものです。
この表紙のタイトルは、私のブログを読んでいる方なら知っている、「人生交差点」など、過去の物語を書く時冒頭に用いる「社会通念上、不適切な表現や描写がある事をお許しください」からの引用です。
今回の電子書籍の内容は、私のブログ上で過去の生き方を綴った記事からスピリチュアルな内容までを抜粋編集したものですが、編集を担当してくださった大木英恵さんが、自坊の仏をモチーフに綺麗な表紙を製作してくださったものです。
この表紙に写る白い菩薩の顔は観音様を現しています。大元帥明王は、観音の変化神としての性格を持つもので、まだ日本に天照大御神の信仰が拡がる前に、東北地方を中心に全国で拝まれていた土着の神、アラハバキ神と同体とする歴史もあり、興味深いものがあります。
こちらは観音様のバージョンですが、私のお堂に来られた事のある方ならきっと見覚えのある観音の姿かも知れません。
こちらは豊穣の女神吉祥天女ですが、白の背景に吉祥天のカラフルな色が雅いたものを感じさせる表紙となっています。
過去から現在への対比、今となっては私にとって人間道場の感さえある、アウトレイジな世界に生きた頃の自身の心情過程や、そこに垣間見た諸行無常、果てはスピリチュアルな提言までを、時にはほとばしる想いの中一気に書き綴った、正仙ワールドを体感して頂けたなら望外の幸せであります。
合掌