満月の今日はこれから大元法(大元帥明王法)による病気平癒の遠隔加持を勸修します。
これはスピリチュアルヒーリングも同様ですが、たとえ遠方にお住まいの方でも、目の前にいるものと観想して行う加持祈祷において、本来遠隔と言う言葉さえ必要ないのかも知れません。
病気は病の気と書きます。病の方に加持ヒーリングをして行く時、疾患や症状に作用するばかりでなく、ご本人の中で、長い間我慢したり、自らの中で押し殺していた家族や人間関係のわだかまりを見つめ直す様な機会に導かれる様な時があるもので…
親子ともなると、TVドラマの様に、恩讐の果てに手を取り涙を流す様な事は照れもあり出来なかったりするものですが、親にもあった弱さを、本当は理解し、許している自分に改めて気づいてみたり、自分の中にも親に似た独りよがりな部分がある事に気づかされたりと、それだけの事でも、時に心身に癒しが起きるのも人間なのです。
ヒーリングや加持と言うものは、その様な一見、ご本人が苦しみとする症状や疾患とは関係無き事へ当人を向けるかの様な場合も見受けられ、
でも、その経験を望み、ヒーリングに感応しているのは、願主やクライアントご本人であり、ヒーリングや加持祈祷と言うものも、その人にとって、あるべき癒しや気付きへと促す一つの窓や扉と形容した方が正しいのかも知れません。
弘法大師空海が病気を『病鬼』と看破した事などが言い伝えられていますが、日頃より頑なな思いや、我慢して押し殺した様な感情などの『鬼』がいないか、健康診断も多いに結構ですが、自分自身の思考やメンタルに注意を向ける事も大切な様です。
合掌