早朝より激しい風雨で猛威を振るった台風でしたが、夕方近くには晴れ間も見え、力強い夕陽を見る事が出来ました。
雨も止んだ事から愛犬チビを連れて散歩へ…
隅田川の上にかかる橋の上に辿り着く頃には、沈む夕陽の色が映えて、空の色も変わり始めていました。
見る見る内に紅色に変わる空を見て『綺麗な夕焼けだ~!』と橋の上で足を止める方も多く、スマホやデジカメで写真を撮る人の姿や、車を止め、車内から撮影する方の姿も見られたものです。
思えば、台風の後と言うのは、綺麗な夕焼けを見る事が多かった様な気がします。
それは嵐過ぎれば鳥が舞う、人生の理(ことわり)さえ現わしているかの様でもあります。
深紅にゴールド、ピンクにオレンジ、紺碧色までが多様に交錯する夕焼け雲は、人間を童心に戻す働きさえあるのかも知れません。
川の側に居住する事に縁のある私ですが、子供の頃は下町で過ごし、中川の堤防沿いをよく歩いたものです。
綺麗な夕焼けが見える頃になると『〇〇ちゃん!ご飯だよ、帰っておいで~!』と近所のお母さんの子供を呼ぶ声が聞こえたり…
何処かの家で焼くサンマの匂いが漂ってきたりしたものです。
まだ、そこかしこに家庭の暖かさを見る事の出来た昭和と言う時代でもありました。
家に帰り着くと、まったりほっこりの愛犬チビです。笑
合掌