先日の新聞に作家の俵万智さんのエッセイが載っていましたが、その中に面白い事が書いてありました。
私達が子供の頃から馴染みのある『雨の歌』ですが、俵さんは、落ち込んでいる方などにこの唄を歌う様にすすめるそうです。
ピンチ、ピンチ、チャンス、チャンス、ランラララン♪と…笑
私達はピンチと呼ばれる状況においてとかく深刻になってしまったりします。
でも、知性を持ったこの宇宙は、人間が乗り越える事の出来ぬピンチを与えたりはしない様な気がします。
自己啓発のテーマさながらにピンチを乗り越えたからと言って、必ずしも大きな成功や飛躍が訪れるとも限りません…が、そんな時でも自分が何かを失う事の恐れにとらわれていた事を教えてくれたり…
自分を偽ったライフスタイルの有り様を教えてくれたりと…自分に本当の意味での安心をもたらし、癒しに繋がっている場合も多いものです。
ピンチと思える時、チョット空を見上げピンチ、ピンチ、チャンス、チャンス、ランラララン♪と歌ってみるのも良いかも知れません。
人生の蹉跌に挫けそうになる時、気持ちを明るくさせるメロディーを口ずさんで見る時、それは本来の自分に引き戻すガードレールの役割さえ果たすのではないでしょうか。
合掌