下記にご紹介する記事は、内容はシンプルながらも、自虐史観から私達が見失っているものを教えてくれている様でもあります。
イナボ・イナボ
(パラオ共和国、政府顧問・コロール州酋長)
戦前、パラオは日本領で、日本人とは30年間仲良くやってきていました。
大東亜戦争では、パラオの青年も志願してパラオ挺身隊を組織して戦ったのです。
パラオ人は日本の人たちと協力して苦労しました。
勝っていたらよかったのでしょうが、どんなことがあっても、負けたらやはりつらいですよ。
私は日本の雑誌をよく読んでいます。
それで一番こたえるのは、日本の総理大臣が8月15日に靖国神社にお参りに行こうとすると、それを反対する人がいるんでしょう。
戦争の悲惨さを知らないから、そんなことを言うんでしょう。
私からすれば、反対するなんて「なんでですか!」と思います。
戦争末期、米軍の空襲で私の戦友たち、日本の兵隊さんが次々とやられました。
それは本当に悲惨で、あの悲惨さは経験した人でないとわかりませんよ。
どの兵隊さんも、死ぬ時に「イナボさん、日本が勝つにしても負けるにしても、いずれ戦争は終わる。終わった時に日本へ来るようなことがあったら、靖国神社にいますからお参りに来て下さい」と言っていました。
何万人という人が死んでいるんですよ。
その目的はたった一つ。日本の国のために、日本の社会のために、日本の国をよくするために、そして東亜の安定のために死んでいるんでしょう。
その人たちを祀っている靖国神社に参拝するのを反対するというのは、どういうことですか。
日本が負けたから、そういうことを言う人もいるんでしょうね。
勝っていたら、そんなことは言わないんでしょう、それは卑怯ですよ。
勝った側に味方して自分の国の戦死者を悪く言うなんて、それは卑怯です。
戦争というのは誰もやりたくないです。
しかし、現在でも戦争は絶えない。どこの国にも戦争はあります。
その戦争で自分の国の人が苦労した、命をかけた、その人たちを尊敬しないことに私は賛成しない。
私は日本へ来るたびに靖国神社にお参りに行きます。
「靖国神社に来て下さい」と日本の兵隊さんは言っていましたから。
人間の魂があるのかないのかはわからないけれど、彼らは死ぬ前にそう言っていたからね。
今回も忙しい日程の中で、私が「靖国神社に行きたい」と言ったら、日本の友人が「だけど、もう暗いですよ、イナボさん」と言う。
「もう閉まってるの?」と聞いたら「いや閉まってはいないけど」と言うから、どうしても行きましょうと言って行きました。
私みたいなのが遠くから来て靖国神社に行きたがるのに、日本人が「もう暗いからやめましょう」なんて‥…・。
あきれますよ、どうかしてますよ。
こうやって日本が栄えているのも、あの人たちがいたからでしょう。
それがわからない人がいるのは、非常に残念です。
合掌