※先日の出張時に神社にて
その方はぽつねんと私に言ったものでした…。
『天使と繋がりが出来ればそれだけで、豊かになれると勘違いされている方が多いですね。』と…
（(-.-;)）
その方は天使やアセンデッドマスターのメッセージを聞き、ハイレベルなリーディングをする事で有名な方でもあります。
室町時代からの陰陽師の家系に生まれ、幼少時よりその能力を開眼し、若い内よりボランティアで多くの人に心のお手当をしていたそうですが…
その一方で、建築分野でもアーティストとしての能力を発揮し、バブル期には辣腕を振るう設計士として活躍されていたそうです。
しかしながら訪れたバブルの崩壊…気が付いてみれば一億円以上の負債を抱える大破綻
（(=_=;)）
『俺がいいときゃ来た奴も…』とばかりに、自分の周りから潮が引く様に離れて行く人間達…右を向いても左を見ても落胆するばかりの日々だったと言います。
でも…この方の凄いところは、そんな最中にあっても『絶対にお金の流れには何らかの法則が働いているはずだ！』と、自らの破産の状況さえ踏み台に…
その好奇心や探究心をバネに、真の豊かさに至る真理を体得し、その後借金も全て完済したとの事…現在では政界要人や芸能人からも人気の対面でのセッションの他、企業や会社の業績向上のコーチングも行い、実績を上げるなど…
自らの負の体験を昇華させたその生き様は、自らが生きた活字のひとつひとつの様でもあり、聞く人間の心を魅了するものがあります。
その過程で、大天使や様々なアセンデッドマスターのメッセージや啓示を受ける事も多くなったと言います。
『高次の存在との繋がりが出来ると言うのは、ある面、それまでの豊かさに対する視点に変化が生じて、自分をごまかす事が出来なくなり、時には豊かさから遠ざかる事だってありますよね…』と、この方は続けて話してくれました。
『ああ…そうですね。』と全く同感の私でもありました。
高次の存在からメッセージを受け取る様になる、もしくは自らのエネルギーがクリアになる過程が進んで行くにつれ、段々と人間は『自分をごまかす事が出来なくなる』のかも知れません…
それは豊かさに対する尺度の変化をもたらしたり、それまで良かれとしていた仕事や人間関係等に虚しさや不信、内省を生み出したり…
またその逆に今まで自分で気が付く事のなかった、見ようともしなかった事に言い様のない感謝の念や興味が湧いたりもします。
それは拡がる同心円の如く伝播し、自分を安穏とさせない時期が訪れたりもするのかも知れません…。
※こうした状況は、その方のエネルギーの変化として、オーラの状態やカラーの変化となって現れたりもします。
誰しにも大なり少なり訪れている変化の波…今までもそれは繰り返されて来ている人の歴史でもありますが、ただ、地球のエネルギーの変容に伴い、その具現化のスピードを増している事、多くの方が肌身で感じている事でもあります。
その変化著しい現代、ブレぬ自分でいる為の『安全な乗り物』としてグラウンディングを広めて行きたい思いもあり、グラウンディングセミナーを始めた私でもあったのです。
エネルギーの変化は、その人を放っておきません…それは何も手の平から氣が出る、ヒーリングが出来るなどと言う事ばかりがエネルギーではなく、その人が人生に、生き方に、その瞬間毎に『何を選び何を意図するのか？』ここに変化を生じさせた時、その人のエネルギーは文字通り変容の過程に入るに違いありません。
真理を理解するとは、それまでの自分が選んでいたパターンを手放す痛みを伴う事も多く…
人によってそれはスローに、またある人にとっては怒涛の如く進んで行く様でもあり…人の想念の具現化やカルマの顕現や解消のスピードも迅速化されている今の地球でもあり…本当はより良き自分に至る変化でありながら…
どうしても目の前にしがみつき変化を恐れる私達人間…心の片隅では繰り返し訪れているサインにも『出来ない！』前提で蓋をしてしまい先送りにしてしまう傾向があります。
こうした状況の時、自分自身の内なる神、内なる教師ハイアーセルフ（誰にもあるサポートする霊的存在）はその人の思考や感情に繰り返しメッセージや警報を鳴らしている事…吉祥にセッションを受けに訪れて下さる多くの方に認められた事でもあります。
こうしたサインを無視しているとエネルギーに変調をきたし、身体が悲鳴をあげる事もある様です（笑）
そして時にそれはハードな形で訪れる時があります。
(((;ﾟ;Д;ﾟ;)))
愛する人の死や離別…病気や事故、破産や事業の失敗など…当人からすれば災厄以外の何物でもない形をとって…
本で得た知識と、自らの体験に裏打ちされた事の違いはこうした事にあるのかも知れません…
悲しみの渦中にある人に…苦しみの渦中のある人に…宇宙の真理や引き寄せの法則を説いたところで、耳にはいるはずもありません…生半可なスピリチュアルな知識があるが為に、悲しみの最中にある友達などに、本から受け売りの様な言葉で慰め様としたばかりに…
『あんたに今の私の何が分かるのよ！』とかえって反感を招いてしまい、友情にヒビを入れてしまうケースもままある様で…こうした事も、ある面『エネルギーの侵害』を起こしている事でもあります。
こうした時…ただ友の側に居て、肩に手を置くのが精一杯の時もあって良いものだと私は思っています。
ご両親や身近な方などにガンなどの大きな病気を患い、手術などをされた方がいる場合など、その術後に…以前とは違い『頑固さがなくなった…』『優しくなった…』事に気付かされた経験のある方も多いのではないでしょうか…？
病気を克服出来たからとて、お金が入って来るわけでもなければ、豊かになると言うわけでもありません…むしろ経済的にも精神的な問題も含め、家族をも巻き込む大きな爪痕を残してしまう場合も多かったりもするものですが…
しかし、そんな事をよそに、手術を受け、長い間入院していた当事者には、家族には語る事の無い、内面の至福や悟りが訪れている事もまた多いのかも知れません…
身体にメスを入れられ、寝たきりで知る健康への感謝…自分をかいがいしく看病する家族の姿に感謝が湧き上がり、それと共にエゴでワンマンだった自分の姿に気づかされたり…
完全無欠なロボットなどではない、病を患う弱い自分を知る時…それまではとりとめないと思っていた家族との団欒や日常の尊さと言うものにも気付き…
幸せと言うものは、遠い対岸に石つぶてを投げる様なものではなく、いつも自分の足元にあった事に気付かされたりするのかも知れません…
そんな時、改めて生きる事への渇望や死の恐怖に直面するのかも知れません…でも、自分にとって何が大切なのか？優先順位に変化が起きる時…今まで自分が省みなかった家族との余暇の時間を大切にしたり…周りを『アッ！』と驚かせる趣味に興じてみたりと…
(( ﾛﾟ)ﾟ((( ﾛ)~ﾟﾟ
その人が感じる『人生の質』に明らかな変化をもたらすのも、こうした病気や破産と言った苦難と呼ばれる状況がキッカケだったりします。
その後程なくして当人は他界してしまうのかも知れません…でも、人の内面に訪れた至福と言うものは、その人のみぞ知るところでもあります。
幸せの定規とはこんなところにもあるのかも知れません…
先人の言葉に、破産、大病、投獄を経験した者が大成する！と言うものがありますが、これは今の時代にはアナログな極論に過ぎるかも知れません…また実用的な処世訓ではないかも知れません…
(゜д゜三°Д°)
でも、こんな人が忌み嫌う状況の中にも、人間の極限の状況の中にも、気付きの芽が…癒しと再創造の種子が秘められている事に気付く事が大切なのではないでしょうか…？
どんなに吹きすさぶ荒涼とした風を感じる時でも…
コンビニで品物をチョイスする様に易々と、人生に秘められた内面の豊かさを見せてくれる程、天使も甘くはないのかも知れません（笑）
豊かさを引き寄せ様とすれば『自らの何が豊かさをブロックしているのか？』を引き寄せる事も間々ある事…
天使に祈ろうが、アセンデッドマスターに祈ろうが同じ事の様な気がします。
何かの状況を自分の思う様にコントロールし様と思い、そうした高次の存在に縋り付く様に祈れば祈るほどに、その強すぎる思いが仇となって、望む状況をかえって遠ざけてしまう事がある事…お伝えさせて頂きたいと思います。
本当に神を知っている人間とは、自らの中にこそ寺院も神社も聖堂も光りある存在だと知っているのかも知れません…
高次の存在にお伺いを立てる前に、とっとと出来る事から歩き出してしまう人間…こんなところに天使や高次の存在の微笑みや追認がある様な気がします。
自分が自分らしく生きる事…時には喜びも悲しみも苦しみと呼ばれる状況も訪れるかも知れません…でも、そうした人生の味付けを望んでいるのは、他ならぬ私達の魂の様な気がしてなりません。
安堵していたいが為に、人生に保証を求める私達…
でも、保証を得た途端に飽いてしまうのも私達人間でもあります。
あなたの歩く後に道は出来ます。
合掌
春期広島グラウンディングセミナー
大元ヒーリングセミナー開催決定（詳しくは後日ブログにて）
