先日の新年会に参加してくれたヒーラー仲間のあつこさんが、オーダーメイドでお願いしていた観音様の絵を持ってきてくれました。
野ばらと光のさんぽみち
折しもその日はヒーラー仲間の新年会で、自宅には大勢の友人も来ていた事もあってか…「チョット、正ちゃん、これ一人の時でも見てみてね!」」といつも優しく控え目なあつこさんらしく、私に額装された絵を手渡してくたのでした。
箱を開けるとビックリ!なんともキュートな観音様が出てきたではありませんか!?
仏教に出てくる如来や菩薩などの知識を持たぬ彼女でもあり、私は観音様の絵をオーダーメイドで頼むにあたって「菩薩の形にはこだわらずに、あっちゃんの心の眼で見た観音様を描いて下さいね。」とお願いしておいたのですが…
可愛いキャラながらも、観音様の持つ慈悲や慈愛のエネルギーがその絵からは放射されているかの様でした。
私達僧侶は、仏像や仏画などに開眼作法と言って仏の心を入れる修法をする時がありますが…
あつこさんの描いいたこのアートには、そうした事を必要としない、すでに観音のバイブレーションが宿っているものをを感じたのです。
あまりにキュートで可愛い観音様の絵でもあり、私はその時、隣の部屋にいた仲間達に見せたい衝動に駆られたものです。
皆に見せると「ワ~ッ!綺麗な観音様だね~!」と歓声があがり、続いて「正ちゃんに似ているよね~!」とのひょうきんな声には隣の部屋で思わず吹き出してしまった私であります。笑
あつこさんが描いたこの絵には彼女から私へのメッセージが託されていました。
絵の下方にはよく見ると、富士山や連なる山々、その中央には山道が描いてあります。
それは去年のクリスマスの前に皆でダイヤモンド富士を見るべく登った高尾山の風景でもありました。
以前の記事にも書いた様に、ライトを忘れた私達は闇に包まれる高尾山を下山して行かなければならないハメになったのでしたが…
その時にあつこさんは先頭を歩く私の後ろを歩いていたのです。
途中親切な方に出会いライトを貸して頂き、私達は山を下りていったのですが、舗装されていない山道を歩く私達にとって、暗い上に道はぬかるみ、木の根や岩がいたるところに突出していて危ない事この上ありませんでした。
女性を先に歩かせたのでは危険な事から私が先を歩いたまでの事なのですが…
ライトを照らしながら…
「はい!岩があるよ気を付けてよ!」
「チョット木の根が出ているからソコ気を付けてよ!」
と言った具合に時には後ろを振り返り、後続の人達の足元をライトで照らしながら進んでいったのです。
この時の私の姿を見て、あつこさんは観音様のイメージが湧いてきたとそのメッセージには書いてありました。
広く世の中に光を照らして行く人だと強く思ったとも…
この文章を読んで私はとても胸が暖かくなったものです。
私は以前にクリアな透視能力を持つ霊能者から「あなたが何処かへ光を届けるのではなく、光り輝くあなたの元へ多くの人が集まってきます。あなたの存在自体が多くの闇の中にいる人に勇気を与えるでしょう…」と言われたその事を思い出していました。
私の身体には三体の阿修羅が刺青されています。
身体いっぱいに入れた刺青の中で踊る阿修羅、元は正義を司る神でありながら、自分の娘を帝釈天に奪われてより、闘争の権化と化して天界からも追放され、敗れても敗れても玉散る剣を抜き放ち挑んで行くその姿を指して非天の別名がある様に…
神であって神にあらずと言う阿修羅の姿は人間臭くもあり、極道当時の私には共鳴出来る神でもあったのです。
その心に安息などあろうはずもありません。
しかしそんな阿修羅でさえも釈迦の説法に耳を傾け始めた時より、仏法守護の神として変容していったのです。
これは神話の世界の事ではありますが、どんな人間でも、聖なる変容の可能性がある事を示唆してているかの様でもあります。
美しい光をその奥深いところに讃えている事を、あつこさんの描いてくれた微笑む観音様は教えてくれている様でもあります。
念被観音力!
部屋に飾って置けば、空間の浄化やタリズマン(護符)効果抜群のあつこさんのパステルアートは、明るい幸せカラーいっぱいの波動に包まれています。
きっと、あつこさんの描いた絵はその清浄なエネルギーで空間を燦燦と照らし、笑顔と優しさを呼び起こしてくれると思います。
この観音様の絵はヒーリングルームに飾ってあります。
合掌