先程まで…夜空に雷の閃光が走り、風も強くなって来たので一雨来るかなと思いきや?
降る事もない様です。
人間とは勝手なもので…
雨が降れば降ったで欝とうしく感じ、夏のカンカン照りにうだる様な暑さを感じれば、ザーッと!にわか雨でも降り、「涼しくならないかな~」と思って見たり…
(;´Д`A“`
こんな自分の心の動きひとつとって見ても、人間の煩悩業苦の一端を垣間見た思いがする時があります。
今日はお堂の掃除をさせて頂いた後でお勤めをさせて頂きました。
お盆でも知られる今の時期は、過去に亡くなった方の霊魂が活発に動く時期でもあります。
夢見などで、亡くなった方の姿が、毎日出て不思議に思える様な時など、訪れて来ている場合もある様です。
(恐れる必要は一切ありません。)
この様な時は時間と都合の許す方は故人のお墓参りに行き、こちらが元気な旨を伝え、感謝と共に花を手向けて来ると良いでしょう。
諸事情でお墓参りに行けない方は、ご自宅ででも、写真があれば写真を置き(無くても構いません。また仏壇が無くても同様です。)例えコップ一杯の水でも供え、お線香を焚いて同様にお祈りすると良いのではないでしょうか。
ただその際に、神社仏閣に詣でてする様な、願い事や、故人の魂を悩ます様な、心配事から来る悩みから発する願い事は控えた方が良いかと思います。
毎年この時期になると、お墓参りの事やその際の所作などを私に尋ねて来る方も多いのですが…
どんなお経を唱えなければならないのか?とか…
墓参りに行かないから霊障が起きるのか?と言った様な事を聞いて来る方もいたりします。
先祖等からの霊的なカルマが強い人も中には居て、一概には言えない部分も確かにあるのですが…
大切なのは、あなたの故人や先祖に対する『感謝』そこから発する心の言葉こそが大切な事ではないでしょうか?
もし、自分が逆の立場だったらと考えると…故人に対する祈りや言葉と言うものにも思い当たるものがあるかも知れません。
生前お世話になった方であれば…
それに対する感謝を伝え、「あなたもそちらで安らかにお休みになって下さいね…。」「または『そちらでも楽しくお過ごしになって下さいね…。」と…
自分と故人の存命中の関係やスタンスから、祈りの言葉に多少の違いはあるとしても…
シンプルな祈りがあればそれで充分なはずです。
お寺の熱心な檀信徒さんなどは、お墓の前で、本職の僧侶顔負けなほどに、抑揚のついた見事なお経を唱える方もいたりしますが…笑
本来、一般の方が墓前で唱えるお経に心を悩ます必要はありません。
そうした事は菩提寺のお坊さんなどに任せておけば良い事でもあります。
家であろうと、墓前であろうと、真摯な想いで故人に手を合わせる時、故人のエッセンスは瞬時にあなたの側に来ているに違いないのです。
そしてあなたの故人に対する想いもあますところなく伝わっている事を忘れないで欲しいと思います。
明日は満月!今日の深夜11時以降より満月のパワーが漲る様です。
今の日本の不景気もなんのそのとばかりに、満月に向かい、お財布フリフリ通帳パサパサと、満月のミラクルなエネルギーで充填されると良いかも知れません。
私も小さな自坊より皆様の心頑成就・福徳円満をお祈りさせて頂きたいと思います。
合掌