☆お釈迦様の教え・ダンマパダより【地獄】

本日、四月八日はお釈迦様のご生誕を祝う花まつり(灌仏会)を執り行うお寺が多い事と思います。

世界を取り巻く情勢から国内に至るまで、出口の見えぬカオスな時代に突入し日々不安に駆られる人も多いに違いありません。

末法の世をこれでもかと映し出す様な昨今ではありますが、こんな時こそ心の完成を説いたお釈迦様の教えが心の平和、安寧を求める人にピタリと寄り添うものを感じるもので、自らの心の主人たる時、認知戦などとも言われ情報錯綜する現代に於いても、動揺せず、その真贋を精査出来る心眼が養われるものと確信するものです。

今回のお釈迦様の言葉は一般の世界に生きる方達には厳格に過ぎるものに響くかも知れませんが、一時の快楽の拡大解釈に於いて人間は寛大この上ないもので、繰り返し『地獄』と云う言葉が出てきますが、ここで言う地獄とは六道輪廻図などに見られる地獄のイメージではなく、簡単に言えば、自らの内面から押し出され、選び取った行為、行動によって生じる、内面の葛藤や罪悪感、間断無く続く自我の攻撃というべきものを指しているのであり、僧侶であればこそ尚更に容赦無いお釈迦様の言葉に自戒の念を強くする愚僧であります。

ダンマパダ【お釈迦様の言葉】

地獄

嘘をつく人
自分でしておきながら「私はしませんでした」と言う人
この両者は死後には同じ境遇になる(地獄に堕ちる)ともに下劣な行いをした人たちなのだから。

僧衣をまとっていても
行いが悪く、慎みのない者が多い。かれらは、悪い行いによって地獄に堕ちる。

戒めを守らず、自制しない僧侶は施しの食べ物を受けるより
火炎のように熱した鉄丸を
食らうほうがふさわしい。

わがままで節度がなく、他人の妻と交わる男は四つのことに遭遇する。

不運に出会い、安眠できず非難され、地獄に堕ちる。
不運に出会い、地獄に堕ち男も(相手の)女も共に怯え楽しみは少なく、罰は重い。
それゆえに男は他人の妻と交わるべからず。

茅草も、掴み方を誤ると
掌を切るように
努める人も、行いを誤ると
地獄に堕ちる。

規律なく
誓いを破り
実践も危うげな人は
大きな成果は得られない。

なすべきことをなせ。
決然となせ。
規律のない修行者は
多くの(情欲の)塵をまき散らす。

悪い行いをするよりは、何もしないほうがよい。
悪い行いは、後悔する。
善い行いは、したほうがよい。
善い行いは、後悔することがない。

辺境の都市が
内も外も警護されているように
自分を護れ。

一瞬たりとも空しく過ごすな。
一瞬といえども空しく過ごした人は地獄に堕ちて、後悔する。

恥ずべきではないことを恥じ
恥ずべきことを恥じないという
誤った見解を抱く人は
地獄に堕ちる。

恐れるべきではないことを恐れ
恐れるべきことを恐れないという誤った見解を抱く人は
地獄に堕ちる。

避けるべきことを避けず
避けるべきではないことを避けるという誤った見解を抱く人は
地獄に堕ちる。

避けるべきことを避け
避けるべきではないことは避けないという正しい見解を抱く人は天上におもむく。

合掌

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密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰

かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。

あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に

愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。

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