豪華絢爛な袈裟を剥ぎ取り心の眼で見る事のススメ・私記

 

※写真は自坊大元帥明王、Kindleで出版した際の表紙です。

人が求める表のパワーと言うものは性のダイナミズムに直結しているものです。

極端な話しが、目の前にいる相手をどうにかしてやろう、どうにか出来ると言う欲望に取り憑かれ、しちゃいけない相手と情事に及び、結果余りにも大きな代償を払わされるのも因果応報と言うもので、それも日々、貪瞋痴、煩悩に生きる人間が痛みを通して学ぶ究極の学習と言うものには違いありませんが、今の時代、何事にもコンプライアンスを絡める風潮は勿論の事、峻厳なる裁きを求める声がネットなどでもすぐさま拡散される時代で、そんな悠長な事を言ってる間も無く十把一絡げに排他され社会的にも葬られてしまう傾向と言うものがある様です。

この轍を踏む人間は全ての業界、職種に渡るもので、お寺の世界なども表に出難いだけで、さる宗派、管長サンの弟子を巻き込んだ男色騒動に巻き込まれ、スキャダルの揉み消しに都合良く利用されたと、本山に長年勤務したと言う人間が『正仙サンが昔生きた世界と一緒でっせ、ドロドロと仁義無き戦いですわ💦』と吐き捨てる様に言ったものです。

私なども仏門入りした当初の師僧は加持祈祷の験力で一世を風靡し、法力抜群などとも言われ、著書を何冊も出版するなど有名な方でありましたが、出会いの当初より覚醒されていない何かを嗅ぎ取っていた私でもあり、長い間極道の世界で生きてきた私は、酒に弱いのか?色に弱いのか?ギャンブルずきなのか?とただでさえ、相手のウィークポイントを探る嗅覚、触覚は働いたもので、それと共に子供の頃より人の心を読んで取る様に働いた第六感と言うものもそこに強く影響を与えていました。

実際、女性のお弟子さんも多かった方で、お寺を訪ねれば追っかけのファンよろしく我が師僧を『飲んべの○ちゃん』呼ばわりしている体たらくで(笑)これだけなら気取りの無いざっくばらんなお人柄の住職と好感さえ抱けるものですが、日が暮れても帰る素振りもなく、側を離れ様としない弟子である女性の姿に、言わずもがなで分かるものがあり、案の定、フタを開けて見れば、女性の信者さんや弟子には得度や加行にかかる費用にも明らかに手心を加えたものがあり『立派な住職にしてあげる』だの『阿闍梨にしてあげる』だの口約束を乱発し、水心あれば魚心ありで、引き換えに身体を求めていた事は火を見るより明らかでもありました。

時を置いて、詳細はひかえますが、私の周囲にもそうした『エロなエネルギー』をこの住職が向けて来た事が判明し、得度から加行、伝法灌頂を終えて阿闍梨位を取得していたとは言え、中身は多分に極道当時の荒ぶるものも残っていた私でもあり、自らの仏教観が汚された様な想いと、先輩である兄弟子の面々が『英雄色を好む』のは仕方無いとばかりに容認し苦言を呈さないからこうした不様な醜態をさらすのではないのか!?と、怒りがフツフツと込み上げ、本来、師僧やサンガ(悟りを開いた仏教の僧団)への反逆は大罪とされるもので釈迦も厳しく戒めるところですが、袈裟を纏っただけのエロなオヤジのケツをまくるのに何の遠慮がいるものか💢と、この時ばかりは斜に構えるヤクザ思考になっていたものです(笑)

同時に徒弟の縁も本日これまでと覚悟を決めて、携帯から電話を住職に入れ事の顛末を話し問い質すと、初めはのらりくらりと、とぼける様な返事をした事から『センセ、あんた、先生だの大阿(大阿闍梨)さんだの持ち上げられるばかりで、年ばっかり食って、人としてのイロハを教えてもらってないからそんな事出来るんでしょう?電話で言った言わぬの眠たい話しをしていてもしょうがない、納得行かない様だったらこれからお堂へ行ってビッチリ話をさせてもらいますよ💢』と、仏弟子の仮面など投げ捨てる様に、これまで見せた事の無い言葉の抑揚で半ば脅したもので、ここに至って本気である私の心根を理解したのか、『正仙さん、すいませんでした、申し訳ありませんでした💦』と侘びてきたものです。

覆水盆に返らずのたとえありきで、僧籍は置いていただけでこれで実質、この方との師弟関係は絶え、疎遠になるばかりでしたが、この当時、日光で大きな旅館を営むかたわら行者としての活動をされていた兄弟子がおり、アウトローからの転身で私がまた脱線するのではないかと何かと心配して頂いたもので、行の作法なども得度から加行に至るまでの時期、時折自坊に立ち寄って頂いては懇切丁寧に指導して頂くなど、当時、師僧よりよっぽど感謝の念に当たる人でしたが、その後この方よりお聞きしたところによると、住職は痴呆が進み、お加持をしていても誰に対して行っているのか分からない始末で💦また、本山へ弟子の伝法入壇の申請などもあり得ない時期に行うなど、本山から目をつけられるところとなり、揚げ句の果ては自分が気に食わない人間に対して呪詛調伏の祈祷などもする様になった様で、かつては加持祈祷に特化した験者集団の領袖として一つの派閥を為し、本山でも威張っていた方でしたが、僧籍剥奪、本山から放逐される憂き目を見たのです。

疎遠になってしばらくしてより、それでもこの住職が『元ヤクザの組長やっていた人間で凄い奴が俺の弟子でいるんだ』と私の事を指して悪くは言っていない事なとが耳に入ってきた事から、せめて目の黒い内にご挨拶をしておこうと思ったものの、時すてに遅く、住職は親戚が引き取り入院させたのか全くの音信不通、生死も不明となり弟子の誰もが連絡取れずで、三重、静岡にあったお寺の内、静岡にあった大きなお堂の中身も親戚により売り払われた模様で、数メートルの丈があったこの住職の加持祈祷の象徴でもあった真紅の大元帥明王のご尊象も一時は和歌山の行者の元にあると聞いたものでしたが、去就定まらぬものもある様で、未だに行者間の売り買いの話にのぼっている様で、諸行無常、何とも無残な話しではあります。

この住職がご隠居されてから私は本山の布教師、師僧替えの手続きなどを行い現在は三重県伊勢市にある真言宗のお寺に徒弟として籍を置くものですが、現在の師僧に当たる住職も加行当時よりご縁のある方で、私がヒーリングやセッション、加持祈祷をメインとして活動している事などをご理解頂き、本来厳正たる師弟関係のところをフレンドリーな交流にてご容赦頂いているものです。

私もヒーラー密教僧としての活動も十数年となりましたが、その間、私が前述の住職の弟子であった事を知ってか知らずか、何人もの方がこの住職の事について質問してきたり、自分自身と住職との邂逅について話してくれたものです。総じて言えば、男性は行者の方が多く、この住職の加持祈祷の力に憧れたと言う人やそのおかげで密教僧を志したと言う人も多く、女性はほぼ、この住職によるセクハラ被害を私に訴えてきたもので、私自身、何かカルマの精算でもさせられている様な気持ちになったものです(笑)功罪共にあるのは力のある人の定めと言う様な見方もありますが、世俗の世界で名を残そうともがく人間ならともかく、仏教の開祖たる釈迦は薄っぺらな糞掃衣を纏うのみで、大きな伽藍を持たず、妄想、煩悩を断ち心の完成、輪廻からの解脱を説いたそのお方であり、人としての武勇伝やドタバタの色情を好むならとっとと還俗されるがよかろうもんと(笑)悠久の彼方からそのお声が聞こえてくるかの様でもあります。

スピリチュアルなどもとかくセッションの場面などに於いて、男性の主催者が、好みの女性と見るや、ツインソウルやツインレイなどのスピ語を駆使して幻惑し、こちらにすがってくる様な雰囲気に仕向け、事に及ぼうとするケースなどもある様で、『いったい日替わりで何人のツインソウルがいるの?と逆に聞いてやろうかと思いました』と話す女性のお客様などもいたものです。

でも、そんなお客様に『今度そんな事言われたら、センセ、大層な能書きおっしゃいますが、股間がもっこりと腫れてきたのではありませんか?と思いっきり股ぐら蹴飛ばしたらよろしい』と少々、オイタなアドバイスをして差し上げた愚僧であります(笑)

合掌

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密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰

かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。

あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に

愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。

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