『ハイ、ハイ、ハイ、ごもっとも、そうですよね』と挙げ句の果ては相手が話していないにも関わらず頷き軽返事をする始末で、返事や頷きが共感を助長しそれが大切とばかりのすり込みなのか?こうした返事は相手の怒りを買うばかりなのを気付かずに、ただネジをまかれた人形の如く機械的に対応している場面と言うものに出くわす時があります。
実はこれ、DV、家庭内暴力を伴う引きこもりのご家庭へのセッションなどでもお見受けしてきた事で、夫や息子(母親、妻の場合も)の怒鳴りや暴力を怖れ、何とかなだめてでもこの場をやり過ごしたい一念から、相手の機嫌を取るかの様に返事をしたり、暴力息子に「💦お前の事は分かっている、信じている、こんなはずじゃないとアタシは分かっている」と懸命に親子のシンパシーに訴えるものの、心の片隅では息子を手の負えないモンスターと思っているそれはこうした言葉に力を与えないもので、かえってイラつきや暴力を誘発するばかりで注意させて頂いた事などもあり、これなどもスピな世界で持て囃された言霊の逆説的な効能とでも言うべきものです。
誰しも相手と仲良く円満にやりたいと思うし、好印象を持たれたいと思うのは当然至極の事と思われ、また人の話しを聞く間の取り方も上下を伴う人間関係もあれば、営業モードやクレーム処理、その場面によって違うものもあって当然ですが、人の話しを聞く姿勢や相槌、返事一つ取ってみても、その人のキャパが見事に現れるものである事は極道当時より見てきた事でもありました。
その昔、ハイハイと返事だけは達者な詐欺師をつかまえた時など『ハイハイと返事と能書きだけは達者やのワレ、どう分かったのか説明してもらおうかい』と、とても意地悪な愚僧でございました(笑)
合掌
密教僧侶ヒーラー正仙
元ヤクザ組長から密教僧侶ヒーラーになった男
真言宗・大元吉祥堂・堂主・ヒーリングルーム吉祥・主宰
かつて極道の世界に身を投じていたが、獄中にて
スピリチュアルな気付きが始まり、出所後堅気になり、
その後真言宗僧侶と成る。
あたり前に生きる事が難しい今の時代、
自らを不安や恐れと言う闇の中に囲い苦しんでいる方達に
それぞれの方が本来持つ、
あるがままの素晴らしい光や輝きに気付いて貰える様に
愛を基にしたパワフルなヒーリングやリーディング、
講演を心掛けて行きたいと思っています。